新 iPad 発表、噂を検証

新iPad発表。名称は“new iPad”。
　→　アップル iPad



気になっていたプロセッサはデュアルコアのまま（GPUはクアッドコア化）。
製造プロセスのアピールも無かったので45nmの可能性が高そうです。
　→　AV Watch
　→　新 iPad vs iPad 2 詳細比較チャート - Engadget Japanese

新GPUと新ディスプレイ、LTEあたりが消費電力を押し上げたのか、バッテリーが増加しています。結果として分厚く、質量も1割アップとなったのは引っかかる所です。力業でスマートでない気が少々。東芝のREGZA Tablet AT700などは劇的に軽いですからね。


詳細は商業メディアを見ていただくとして、ここでは流れた噂をふり返ってみます。

×	名称はiPad3ではなくiPad HD	→	“新しい”iPad
×	iOS 6になる	→	iOS 5.1
×	2011年秋発売	→	大外れでした
×	クアッドコア説	→	GPUがクアッドコア化
△	バッテリー約2倍に増量	→	増えた 25Wh → 42.5Wh
○	高解像度化	→	そのためのモデルチェンジ
○	デュアルコア維持説	→	デュアルコアでした
○	「A5X」プロセッサ搭載	→	A5Xプロセッサ
○	LTE対応を果たす	→	LTE対応
○	Siriが日本語対応になる	→	なりました
○	筐体は0.7mm厚くなる	→	0.6mm厚く、ほぼ正解
○	iPad 2 は$299 で併売される	→	ビンゴ
○	iPad 3 が3月、iPad 4 が10月	→	いまのところ正解ともとれる

高解像度化の噂が立ったのは非常に早く、全般的に情報の精度が高かった印象です。特に台湾・中国のコンポーネントメーカーからボロボロ漏れまくってました。一方で、米国本土で決定される製品名など非ハード情報は依然としてガードが堅い。iPhone 5が4Sだったり、iPad HDが単なるiPadだったりと見事に外されています。

今回は中継ぎモデルで、今秋に“真”の新型iPadが出るという噂はおそらくプロセッサの刷新を考慮したものだと思います。相手（Android、Win8、Kindle）次第だと思いますが、ライバルが脅威になるようであれば秋～冬にかけて28nmプロセッサを搭載した 10型（薄型化？）、7型のiPadが出てくるかもしれません。10型を年2回更新するかどうかは相手次第でしょう。

しかし、今回の発表会もEngadgetの独断場でしたね。最近は旧雑誌系より米国発のブログ系の方が速報に強い。技術系はライターさんと契約している雑誌系が強いですが。さりげなく1080pを「1080ポイント」と紹介した産経新聞を皮肉るEngadgetでありました。

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　→　3月8日に発表か － 次期「iPad」の噂・予想を総まとめ - Phile-web