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エルピーダ破綻も他人事ではない欧州

日本では目下水面下でエルピーダの後処理が計画されているらしいですが、欧州は欧州で巨額損失を抱えたST-Ericssonをどうするか悩んでいるようです。

ST-Ericssonを売却することは、西欧諸国にとって、半導体開発における面目を失うことでもある。そのため、水面下では、西欧諸国に技術や仕事をとどめようとする動きが起こることも考えられる。
(略)
EU(欧州連合)27カ国は、可能であるなら、AppleやIntelといった欧州以外の企業が欧州の半導体業界に参入するのを阻止し、ST-Ericssonを守りたいはずだ
 → 欧州はST-Ericssonを手放せるか、買収に名乗りを上げる中国企業 - EE Times Japan


なんだかんだいいつつも、ARM(英国ですが)や半導体露光装置のASML(オランダ)、世界有数の研究機関であるIMECなど半導体業界をリードする組織が少なくない欧州。

参考
 → 欧州は450mmウエハーへの移行に注力、競争力の回復へ - EE Times Japan
 → ベルギーのIMECは,なぜ強い - 半導体 - Tech-On!