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パナソニック、三洋の電池事業、買収後の行方

 → パナソニック 三洋買収の是非を問う電池事業 生き残り懸けた“海外移転”の勝算

目標
 ・ 2011年度 7000億円の売上高を 2015年度に1兆円超、利益率2桁を目指す

海外進出
 ・ 2012年5月 中国・蘇州にリチウムイオン電池の新工場を完成
 ・ “企業秘密”の極板作りからパッキングまで一貫生産
 ・ 主な生産品目は18650
 ・ 南淡工場と洲本工場のラインは蘇州、北京。貝塚工場も蘇州へ。
 ・ テスラSの電池を受注した住之江工場は当面生き残るか
 ・ 中国製素材を使うことで2~3割のコストダウン
 ・ 中国はコバルトやリチウムなど原料が豊富

ライバル
 ・ 韓国メーカーは2000年代前半まで主要4部材を日本から買っていた
 ・ Samsungは2005年頃から素材メーカーに社員を送り込み、力を付けてきた
 ・ 生産ラインの速度は日本の2倍
 
価格競争
 ・ 2008年 1本 2.5ドル
 ・ 2012年 1本 1.5ドル 日本メーカーには無理な価格まで下落