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Apple vs Samsung 東京ラウンド UIの判定は来年か?
東京地裁はアップルの訴えを棄却。サムスンに軍配が上がっています。→ Engadget Japanese
→ スマホ楽曲同期の特許訴訟、アップルの主張退けサムスンに軍配 -INTERNET Watch
インターネットwatchのタイトルがわかりやすくていいですね。
本田さんのまとめが非常に簡潔です。
アップル対サムスンの特許訴訟。東京地裁はアップルの請求棄却。ただし米判決と矛盾はしない。東京での争点は「パソコンとスマホの音楽同期技術」のみ。同期特許をサムスンは保有していないが日立から購入していたため侵害なしに。米国における意匠やUIの侵害に関して東京で棄却になったわけではない
― 本田雅一さん (@rokuzouhonda) 8月 31, 2012
個人的に要点と感じたのは以下2点。
・ 今回は“地裁” Appleが勝てると踏んでいるなら控訴、知財高裁にいく
・ アメリカの裁判とは訴えの内容が全く異なる。本件は “同期” が対象
テキトーというと聞こえが悪いですが、地裁の判定はグリーが逆転敗訴した例のように、結構ひっくり返ります。知財高裁に控訴するかどうか。
そしてもう1つ、今回の訴訟は “同期” システムが対象です。
大雑把に両者の主張は以下
Apple「同期で音楽データの総時間やファイルサイズを比較。これは特許侵害」
Samsung「ファイルサイズしか比較してない」
で、東京地裁はSamsungの主張を認めたと。「ファイルサイズしか比較してないのかよ!」というツッコミはさておき、これだけ見ると妥当な判決のような気がします。
先日まとめたように、アメリカの裁判と今回の裁判は中身が全く異なります。
アメリカで争点となったUIの訴訟は日本においては現在審理中です。
→ 蹴茶: Apple vs Samsung 訴訟 陪審員の動き、そして海外の反応 [8.27]
なお日本では、スクロールした画面が端に当たり跳ね返るような動作をする「バウンシングスクロール」と呼ばれる技術についても争点となっている。これについては現在も係争中で、審理の進み具合によっては、地裁判決が来年以降にずれ込む可能性もある。
→ スマホ・PC間の同期技術、アップル特許の構成要件外 - 日経
UIの判定は来年でしょうか。