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Apple A6 CPUベンチマーク Atomもブッチする圧倒的な速さ

ホイール欲しい ハンドル欲しい (oga氏)によるApple A6のベンチマーク。
 → iPhone 5 / A6 の浮動小数点演算
 → iPhone 5 / A6 の CPU 速度 その 2
 → iPhone 5 / A6 の CPU 速度 その 3

oga氏が独自にしらべたデータベースがこちら。
 → opengl:cpubench [HYPERでんち]

調査されているARMプロセッサのなかではぶっちぎりのシングルコア性能です。

コンパイラ等々環境が違いますので、“結果については参考程度に”との但し書き付きですが、整数演算ではかつてのネットブックブームを牽引した Atomも置き去りにしています。


4コア化も効果ありますが、1コア当たりの性能が高いと性能を引き出しやすいですし、古いソフトウェアにも恩恵があります。開発者にとっても使いやすいプロセッサでは。


■ SoC サプライヤーにもプレッシャーが

これだけの性能でありながら、ダイサイズはコンパクト。
ライバルは戦々恐々です。

テキサスインスツルメント (TI) が弱気になるのもわかる気がします。

TIは重点投資をワイヤレス部門から他へ移し始めている

Texas-based TI has been under pressure in wireless, where it has lost ground to rival Qualcomm Inc and the world's biggest smartphone makers Apple Inc and Samsung Electronics Co Ltd who have been developing their own chips instead of buying them from a supplier like TI.
 → UPDATE 3-Texas Instruments eyes shift away from wireless | Reuters

TIはワイヤレス市場のおいて強烈なプレッシャーに晒されている、ライバルQualcommに遅れを取り、AppleやSamsungといったワールドクラスの巨大スマホメーカーはTIのようなサプライヤーから買うより、自前のチップセットを開発し始めている。


OMAPシリーズは決して不評ではないと思うのですが、将来を楽観視はしていないようです。今後はワイヤレス市場よりもより重点的に自動車メーカーなどに売り込んでいくとのこと。