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ノートパソコン向け 13型 IGZOを来年1月から量産

ノートパソコン用 IGZO (13型) を当初予定の3ヶ月遅れで量産へ。
来年度から15型も量産検討とのこと。

シャープは2013年1月から亀山第2工場(三重県亀山市)で「ウルトラブック」と呼ばれる薄型ノートパソコン向けの13インチ級酸化物半導体(IGZO)液晶パネルの量産を始める。当初は月産10万台分程度と見られ、国産パソコンメーカーに出荷する見通しだ。(略)
 パソコンメーカーの春モデルに搭載される見通し。当初は10月頃から量産する計画で、約3カ月遅れになる。
 → 日刊工業新聞


以前作ったシャープ工場一覧。赤字と言われる亀山第2工場が担います。
シャープ工場
出典: 蹴茶: シャープ液晶工場 天理工場もIGZOへ転換し、増産 [10.23]

■ 注目はデスクトップ画面

以下にあるように、IGZOは画面の一部が少しでも動くと省電力効果が無くなります。

CPUが1秒間に60回画像データを送信していたが、IGZOでは静止画表示中は1秒間に1回の送信で済む。ディスプレイ点灯中も、動いていないときは無駄な電力を抑える「液晶アイドリングストップ」が可能になるわけだ。

画面をスクロールしたり、マチキャラのアイコンが動いたり、新着通知がテロップ表示されたり……など、少しでも画面が動くと、その時点で1秒間に60回の画像転送を行うので、省電力なのはあくまで「画面全体が静止しているとき」のみ。とはいえ「1秒でも静止していれば効果がある」(説明員)
 → 写真と動画で解説する「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」 (2/3) - ITmedia Mobile


ゆるキャラやテロップ好きの国産メーカーであっても、動くモノは封印しないと効果薄です。
カーソル点滅も減らすような、IGZOカスタマイズをしてくるかどうかは気になるところです。