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Foxconn、アフターサービス込みの販売に踏み込む
ケーブルテレビ契約とのセット販売ですが、Foxconnがシャープ堺工場製の60インチ大型テレビを3万8800台湾ドル(約10.8万円)で販売。出典: 中華電信
鴻海科技集団(フォックスコン)製の家庭用60インチ高画質液晶テレビが11日、中華電信などとの2年以上の通信契約で市価の半値以下の3万8,800台湾元(約10万円)で発売される。サイズや通信契約の縛りが消費者ニーズに合致しないとの懸念が聞かれる一方、堺ディスプレイプロダクト(SDP)の液晶パネルを採用して一貫生産し、設置、アフターサービスまで鴻海集団が手掛ける新たな販売モデルが、台湾の家庭に「大型テレビ時代」をもたらす可能性もある。
▽EMS(電子機器受託製造サービス)世界最大手の鴻海集団
▽通信キャリア台湾最大手の中華電信
▽世界最高のSDP第10世代パネル工場で製造の液晶パネル
→ 「鴻海、大型テレビ革命宣言」ワイズニュース
必要な契約は一番安い光インターネット契約で
オンデマンド契約 299元(約833円)
ネット契約 768元(約2140円)
これを2年ですから、計算すると 2万5608台湾ドル(約7.13万円)となります。あわせて18万円ほど。現地相場が不明ですが、比較的冷静な受け止められ方です。
アメリカは 60インチ 8万円
日本も気がつけば、60インチが15万円台になってました。上の案件より安いやん…
アメリカに至ってはビジオが999ドル、8万円ちょいで売ってます。おい(^^;
VIZIOにもシャープが60インチを供給してますので、これも堺工場製かもしれません。いつの間にかシャープが価格破壊の旗手になってしまってるような…
→ SDP、ソニー・Vizioから60型130万枚受注
Foxconnが小売りに手を出した
価格も注目点ですが、Foxconnが小売りに手を出したという点がとても興味深いですね。
Foxconnのような委託製造企業は、裏方に徹することで顧客のライバルにならないよう気をつけていますが、そのボーダーを少しだけ踏み超えたことになります。
Foxconnも気にしているようで「ノーブランドだからね!」と強調してますが、Foxconnのブランドを少なからず前に出し、アフターサービスまで手がけるというのは明らかに一線を越えてます。これが大成功をおさめれば第2,第3の案件が出てきそうです。