iPhone 5 のインセル型液晶パネルはApple自身が設計？

これまであまり脚光を浴びることが無かった iPhone 5 のインセルパネルについて。

ソニー、東芝、日立製作所の中小型液晶パネル事業を切り出して設立されたジャパンディスプレイには、ソニーが開発した「Pixel Eyes」と呼ぶインセル技術がある。Pixel Eyesはタッチ操作を検出するための2層の電極を、液晶層を挟むように配置する構造で 、iPhone 5のパネル構造とは異なっている。すなわち、Pixel Eyesとは異なる構造のインセル型液晶パネルをジャパンディスプレイが製造したことになる。

　分析したパネルの構造と合致するのは、アップルが持つ特許だった。アップルはインセル技術を独自に開発し、米国や日本などで複数の特許を取得している。今回のパネルの構造は、例えば「一体型タッチスクリーン」（特許番号：4741026）に示された構造とほぼ同じだった。
　→　「インセル」型液晶パネルに秘められたアップルの仕掛け：日経ビジネスオンライン

どうもApple自身が保有する特許技術に基づいてインセルパネルを作らせたのではないかとのこと。プロセッサのみならず、そこまでやりますか。Apple Aシリーズもそうですが、外に出すのはあくまで“製造”。極力ソフトウェアな儲けは自社で囲い込むを実践してます。

ソニーのピクセルアイズについてはこちら。
　→　Sony Japan | ソニーの半導体

旧TMD（東芝モバイルディスプレイ）もインセル型の発表を行っています。
　→　静電容量型タッチ・パネル機能を内蔵した液晶、TMDが開発 - FPD - Tech-On！