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IGZO液晶の疑問、タッチパネルセンサーの謎

IGZO液晶で謎だったのはタッチパネル感度の上昇です。

IGZO液晶はオフ性能が高いので間欠的な駆動で済み、よってタッチパネルセンサーの邪魔になるノイズが大幅に減らせる。これがメリットの説明です。

ただこれは 静止画限定 の話。

マチキャラでもなんでもいいですが、1ドットでも動きがあれば非IGZOパネルとなんら変わらぬ頻度で更新しなければなりません。

IGZOでは静止画表示中は1秒間に1回の送信で済む。ディスプレイ点灯中も、動いていないときは無駄な電力を抑える「液晶アイドリングストップ」が可能になるわけだ。画面をスクロールしたり、マチキャラのアイコンが動いたり、新着通知がテロップ表示されたり……など、少しでも画面が動くと、その時点で1秒間に60回の画像転送を行うので、省電力なのはあくまで「画面全体が静止しているとき」のみ。
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不思議だったのは

 画面状況によって感度が変わってしまっていいのか?

という疑問です。
感度がころころ変わるようではユーザーエクスペリエンス上、問題です。

素人的に思いつくのはエリア駆動です。
バックライトのエリア駆動は既に行われていますが、これと似たことをIGZO液晶でも行い「動きのあるエリアだけ更新」これができればかなり改善が図れることになります。

で、その答えが載っていました。

画面の一部が動いているとき――例えば通知バーのテロップや、マップで現在地アイコンが表示されているときなどの駆動はどうなるのか。現時点で、動いている部分のみを書き換えることはではできないという。つまり少しでも画面が動くと60回書き換えられる。「一部だけを書き換えることは、システム側で今後対応していきたい」と今井氏は話していた。
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というわけでエリア駆動に関しては目下開発中とのこと。
さしたるコスト増もなく実装できればいいですが、どうなるでしょうか。

IGZOに関してはITmediaの記事が他所よりも濃いめで面白いですね。
一歩踏み込んだ話が載ってます。

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 → シャープ、省エネ性能などIGZOの特徴を解説 - PC Watch
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