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KindleのライバルだったNook終了へ B&N会長が買収

日本では全く存在感ありませんが、アメリカではKindleのライバルとして知られている電子ブック Nookを展開するバーンズ&ノーブル。

先日の決算でNookの売上高が大幅に予想を下回り、もはやこれまで、ということで戦略の見直しに着手しています。

NYタイムズによれば今期中に同社の経営陣が「このまま自社の電子書籍リーダーの製造にこだわっていたら、駄目だ」と悟ったのだそうです。つまりオリジナルのコンテンツをオリジナルなデバイス(=つまりNook)だけで売るという、閉じた戦略を見直し、より包括的なアプローチを検討する時期に来たというわけです
 → バーンズ&ノーブルのデジタル戦略に「終了の予兆」 - Market Hack


電子書籍からの完全撤退ではないようですが、ハードウェア事業(Nook)からの撤退、店舗の閉鎖、そしてDellのように会長による買収も検討されています。

 → 米バーンズ・アンド・ノーブル、今後10年で最大3割強の店舗閉鎖へ=報道
 → 米バーンズ&ノーブル会長、同社小売事業資産を取得する意向 | Reuters

ハードを採算度外視で多売し、ソフトで元を取る路線で我慢しきれなくなった企業がボチボチ出始めてます。