エルピーダ、円安＋DRAM価格回復で黒字に

昨年4月以降の赤字が、3月に黒字転換。
　→　エルピーダ、円安追い風で黒字に　３月単月で - 47NEWS

この記事だけ読むと、円安で黒字になったかのような印象ですが、それだけではありません。背景にDRAM価格の上昇があります。

というのも、ウォン高で苦しんでいるはずのSK Hynix（DRAMシェア世界2位）もまた半導体価格回復のおかげで一昨年の2710億ウォンの赤字から1787億ウォンの黒字へと転換しています。

韓国のＳＫハイニックス の１－３月（第１四半期）の利益はアナリスト予想を上回った。パソコン（ＰＣ）用半導体の価格回復が寄与した。
　→　ＳＫハイニックス：１～３月利益は予想上回る-半導体価格回復 - Bloomberg

第2四半期にはさらなら収益改善が期待されています。

“A strong earnings improvement is expected in the second quarter,” Kim Young Chan, an analyst at Shinhan Investment Corp. in Seoul, said before the announcement.

投資アナリスト「第2四半期はさらに収益が改善する見込み」

“PC DRAM prices will continue to rise, while the global mobile DRAM chip supply will be in shortage.”

「PC用DRAM価格は上昇を続け、またモバイルDRAMチップは不足するだろう。」

The price of the benchmark DDR3 2-gigabit DRAM rose to $1.74 on Mar. 29 from $1 a year earlier, according to TrendForce Corp.’s DRAMeXchange, Asia’s largest market for the components.

DRAMeXchangeによると、DDR3 2GB DRAMの価格指標は昨年の1ドルから、3月29日時点で1.74ドルまで上昇した。

　→　SK Hynix Profit Exceeds Estimates on Chip Price Rebound - Bloomberg

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