WiGig CERTIFIED 発表　ワイヤレスUSBの夢ふたたび？

60GHz帯を使う無線通信規格「WiGig（802.11ad）」の認定ブランド名が「WiGig CERTIFIED」に。Wi-Fiとのシームレスな連携のほか、USB IF、VESAとも連携し標準化を推進。
　→　ITmedia PC USER
　→　Wi-Fi Alliance

　ロゴがちょっとカッコイイ

Wi-Fi AllianceとWiGig Allianceは去年まで別団体でしたが、2013年1月に統合。ユーザーとしてはわかりやすいですね。
　→　WiGig Alliance、活動をWi-Fi Allianceに統合へ


面白いのはUSB IF、VESAとの連携です。

むかーしむかし、ワイヤレスUSBという規格がありましたが、鳴かず飛ばずのまま旗振り役のIntelが諦めて消えていった経緯があります。
　→　Intel、ワイヤレスUSBはケーブル接続を置き換える存在に
　→　480Mbpsの転送速度を実現する「ワイヤレスUSB」規格

これがWiGigとの連携で形を変えて復活するかもしれません。

プリンタなどでは既に Wi-Fi が USBの代わりになっているので特に驚きはないかもしれませんが、WiGigでつながれば速度は格段に上がります。


VESAとはDisplayportで連携。数年前からVESAとは連携。今後は普及しつつあるWi-Fi Allianceの Miracast とDisplayportが親和性を高めることになりそうです。

　→　ワイヤレスDisplay Portに向け、VESAとWiGigが協力 -AV Watch

Miracastの使用イメージ


出典: Wi-Fi CERTIFIED Miracast™ - YouTube

Wi-FiだけだとMiracastを使った途端、帯域不足に陥るケースがありますが、ここに広帯域のWiGigが加わればぐっと使いやすくなるのでは。

いずれWiGigもWi-Fiと同じ様にチップセットで標準対応されると予想されています。
　→　Wi-Fi技術の推移予想 - PC Watch