06
27
2014
VAIO事業の従業員、約4割が離職、新会社移籍は約2割

VAIO事業の従業員、約4割が離職、新会社移籍は約2割

日経がVAIO事業部の人事を報じてます。
ある程度離れるとは思ってましたが、新会社へ移るのはわずか2割と少ない。

 → ソニー、パソコン事業の約420人が退職へ - 日経新聞

ThinkPad売却時は「大和事業部の開発チームがほぼそのまま移籍した」と言われてましたが、かなり様相が違うように見えます。



内訳

バイオ従業員 1100人
 → 新会社へ移籍 240人
 → ソニーグループ会社へ配置転換 440人
 → 退職 420人(工場従業員 約300人、ソニー本体 約120人)

中核の技術者にはヘッドハンティングも行われているでしょうし、ノウハウ流出は不可避では。
(既に製造技術は逆転してるという話もありますが)



当初の予想より多い

2月に掲載されたこちらの記事もあわせて。
当初は250~300人程度が移籍と言われてましたが、さらに少なくなってます。

ソニーでは現在およそ1100人がパソコン事業に従事している。このうち、日本産業パートナーズが設立する新会社に移ることができるのは250~300人程度。残る800人強は他の事業部門への配置転換を検討するとしている。ただしこれは会社が異動先を紹介するのではなく、自力で探せ、という意味だ。

 異動先を見つけられなかった場合、次の選択肢として「早期退職」が待っている。割増退職金は月収の36カ月分。13年3月期に国内外で1万人の人員削減を行ったときの割増退職金が40カ月分だったのと比べると若干少ないが、それでもかなりの高水準といえる。
 → パソコンで終わらない、切り刻まれるソニー | 東洋経済オンライン




Xperiaは大丈夫なのか?

先日、NVIDIA CEOが「スマホのコモディティ化があまりに早い」と嘆いていましたが、スマホもいよいよ価格競争が本格化してきます。Xperia事業も早晩VAIOと同じ道を辿る可能性はあります。

 → 蹴茶: いつになく弱気なNVIDIA CEO、携帯市場は諦めの一歩手前? [6.20]