BOSE、Apple買収のBeatsを提訴　ノイキャンの歴史

ノイズキャンセリングヘッドホンの特許侵害でBeatsを提訴。
　→　ボーズ、Beatsを提訴--ノイズキャンセリングヘッドホン特許侵害で - CNET Japan

先日、レノボのノイズキャンセリングイヤホンのクーポンを紹介しましたが、「ノイズキャンセリング」といえばBOSE。昔は「BOSEといえば低音」というイメージだった気がしますが、いまやノイキャンが代名詞になっています。


レノボ・イヤホンは2件しかレビューが付いていませんでしたが、BOSEの 20i は700件を超えるレビューが集まっています。QuietComfort 15に至っては2000件近い。


出典: Amazon.com



軍用としてのノイズキャンセリング

元々ボーズ博士の発想から生まれたBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンですが、技術の発展には米軍が大きく関与しています。

Combat Vehicle Crewman Headset

In 1993, Bose became the first company to supply an active noise reduction system to the US Army for their armored vehicle crews.

Designed specifically for use in tracked armored vehicles such as the M-1 Abrams tank and the Bradley Fighting Vehicle, our latest generation Bose® Combat Vehicle Crewman headset offers the following features and benefits, which result from more than ten years' experience providing headsets for armored forces worldwide

　→　bose.com

1993年にボーズは米国陸軍に走行車両乗員用のアクティブノイズリダクションシステムを提供する初の企業となり、M-1 エイブラムス戦車やブラッドレー戦闘車両などの装甲車両に供給。

また陸軍とは別に、1985年にアメリカ空軍の評価テストを受け、1991年に技術供与が行われています（参考）。


出典: Bose

初代 QuietComfort が発表されたのが2000年。日本発売が2001年6月。この時点で10年近く口うるさい顧客に揉まれており、発売当初から実用性ばりばりだったのも当然といえば当然なのでしょうね。