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2014
マウス or タッチパネル、インターフェイスによる断絶
マウス or タッチパネル、インターフェイスによる断絶
笠原さんによる次期Windowsの予測。【笠原一輝のユビキタス情報局】 - PC Watch
→ Windows/RT/Phoneを1つのOSに統合するMicrosoft
→ 3つのキーワードに隠された次世代Windowsの目標
そして、「グッドバイ、Windows 8」
→ グッドバイ、Windows 8―Windows 9は8の悪名をそそぐ - TechCrunch
引水戦略
Microsoftが 1からエコシステムを構築していたのでは到底ライバルに敵わない。ということで、たゆんたゆんに水(=ユーザー)を湛える “Windows池” から水を引く。
ナデラCEOの新戦略というか、これはバルマー時代から変わってない戦略です。
引水用の第1用水路が
Windowsストアアプリ
出典: microsoft.com
これにより、パソコンとタブレットのアプリ統合をもくろんだMS。
そしてナデラCEO時代となり、新たに出てきた第2の用水路が
Universal Windows Apps
これでさらにスマホを統合するそうな。
ユーザー数の多いWindows PC向けにアプリを作ってもらい、そこからタブレット+スマホにもアプリが流れてくるという作戦。
笠原氏の言う「ディスプレイサイズによる断然」を解消するためのコード共通化です。
Appleでも
Apple陣営でも MacBookにARMプロセッサを載せるという噂がありましたが、採用されるかどうかはともかく、プラットフォームを揃える構想はありそうな気がします。
→ 蹴茶: Apple、MacをIntelから自社製チップに切り替えか [11.6]
もう1つの断絶
ディスプレイサイズ以外の大きな断絶がマウス or タッチパッド、インターフェイスの違いです。こちらはソースコードを共通化しても解決しません。
Microsoftはこの断絶をゴリ押しで乗り越えようとしましたが、結果は周知の通り。
PC向けの Win 9 では無かったことに?
出典: Microsoft News Center
Appleなどは失敗を見て
「ほらみろ、無理に統合するからだ」
などと思ったかもしれません。
タッチパッドに最適化させると、マウスの利便性が犠牲になるという。
それでも進むMicrosoft
めげないMicrosoft。
今度はストアアプリのウィンドウ表示を可能にするなど断絶対策を進めています。
出典: msdn.com
そもそもの話として、内部的なコード共通化はともかく、外面まで共通化するのが正解なのか?という疑問は尽きないところです(Webにも言えますが)。
Microsoftはゴリ押しは手控えるようですが、今後も共通化を軸に戦略を立ててくると思われます。対するAppleとGoogleがどのような戦略を取るのか、楽しみなところです。
関連
→ 蹴茶: Intel、Haswellノートにタッチパネル搭載を要求か? [2013.2.2]