10
02
2014
Apple A8チップの30%は Samsung製らしい A9も受注とか

Apple A8チップの30%は Samsung製らしい A9も受注とか

Apple A8でようやくTSMCが受注したAppleプロセッサーの製造ですが、Samsungも3割を製造しているとのこと。

本件に詳しい複数の情報筋によると、サムスンはA8チップの全製造数の約30%、TSMC は70%をそれぞれ製造しているという。
 複数の情報筋がZDNet Koreaに述べたところによると、サムスンは14ナノメートルプロセスを使用するA8の後継チップ(仮称「A9」)を製造する契約を既にAppleと結んでいるという。
 → サムスン幹部、アップルへの14nmチップ供給による利益拡大を期待 - CNET Japan


A9も受注とか。

もともとTSMCの20nmラインだけでは必要な数を揃えるにはギリギリだったのではないかと言われてましたが、結構な量のセカンドソースをSamsungが担っていることになります。

TSMCでも、最先端プロセスに流すウェハ数は限られる。A8がTSMC製造だとすれば、Appleは20nmラインのかなりの比率を押さえたことになる。結果として、他のTSMCの顧客の中には、20nmラインでの製造が遅れたりはじき出された例もあったかも知れない。いずれにせよ、これだけの数のウェハを考えると、iPhone 6系のこの時点での発売は、ぎりぎりのタイミングだったと推測される。
 → 【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】iPhone 6sは性能と効率が大きく向上するFinFETのA9へ - PC Watch



Apple A7 (102 mm²) は28nm世代。
A8は20nm世代へとシュリンクされ、ダイサイズは小さい (89 mm²)。

Apple A7 A8
出典: Chipworks Blog / Part 2

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