10
07
2014
レノボ式 オールインワン・ドッキングコネクタ

レノボ式 オールインワン・ドッキングコネクタ

パソコン進化のトレンドが絶対性能から電力効率に変わり、デスクトップも小型化が目立つ時代に。

Lenovo Thinkcentre M53

VESAマウントもより注目されるようになってきてます。

Lenovo Thinkcentre M53 VESA

が、実際はこれだけではすまないのが悲しいところ。

少なくとも電源ケーブルx2、映像x1(場合によっては+USB)が付いてきます。電源ケーブルと映像ケーブルは太めなので、取り回しはなかなかに面倒くさい。


マザーボードとケースの規格である「ATX」のように、ディスプレイとの接続規格もあればいいのにと思いますが、いまのところそういった動きはないですね。


そんな中、レノボが出してきたソリューションがこれ。

 ThinkCentre Tiny-in-One 23(法人向け)

Lenovo

一見、普通のディスプレイですが、

ガコン

Lenovo ThinkCentre Tiny-in-One 23 合体

デデーン  Ohスッキリ。

Lenovo ThinkCentre Tiny-in-One 23 合体後

1本だけ電源ケーブルは必要ですが、本体側の電源ケーブルと映像ケーブル、そしてディスプレイ側のハブと繋ぐUSBケーブルは不要になります。非常にすっきり。

仕組みは、レノボが独自コネクタを開発したわけではなく、電源、DisplayPort、USB、3つのコネクタを並べた接続モジュールを使っています。

Lenovo ThinkCentre Tiny-in-One 23 結合モジュール

合体した状態でVESAマウントでアーム化することも可能です。

Lenovo ThinkCentre Tiny-in-One 23 結合モジュール
出典: Lenovo 日本

家庭ではあまり関係ないですが、盗難防止用のキーロックも1つで済むようです。
オールインワンPCと違って、本体側を自由にリプレースできる点をメリットとして謳っています。



今後、Win 8.1 with Bingを搭載した安価なミニPCがポンポン出てくると、ディスプレイ側とPCをスマートに接続したいというニーズは増えてくると思います。

レノボのような独自ソリューションが増えるのか、はたまたATXのようなパブリックな規格化が図られるのか、全てを飲み込もうとする次世代USBが存在感を増すのか。ウォッチャーとしては楽しみなところです。

 → 蹴茶: 電源、映像、その他データ、全てを1本のUSBケーブルに [9.27]

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