12
09
2014
もうCPU一辺倒は古い、時代はFPGA
もうCPU一辺倒は古い、時代はFPGA
なにやら「FPGA」が話題になってます。→ ニコニコ動画をFPGA/ASICで高速化、ネット企業のドワンゴがハード技術者を募集 - 日経テクノロジー
→ マイクロソフトはどうやってBingをFPGAで実装したか - Qiita
ハードウェアとは縁遠そうなニコ動が技術者募集を行ったことでも話題になりました。
日本最大級の動画サイトニコニコ動画を中心とした「niconico」を支える配信システムの ハードウェアによる高速化を行っていただきます。
<担当していただく開発例>
・ハードウェアによるトランスコーダーの開発
・ハードウェアによる信号処理の開発 など
<必須条件>
・FPGAを用いた機器開発経験が3年以上ある方
・大規模論理回路の設計
・開発にゲートレベルから携わった経験がある方
・ソフトウェアアルゴリズムのハードウェアへのリダクション開発経験者
・デバイスドライバの実装経験者
<歓迎条件>
・画像、音声信号処理の開発者
・コーデック経験者(画像、音声)
・ASICの開発経験者
・HDL(Verilog, SystemC等)を用いた開発の経験者
・IPコア(Intellectual Property Core)の使用経験のある方
→ 採用情報|株式会社ドワンゴ
ある程度決まった処理をどう高速化するかという話なので、個人ユーザーには今のところ関係ないですが。
背景として “ムーアの法則” の煮詰まりがあります。
これまでは微細化が進む毎にトランジスタのコストは安くなってましたが、20nm、14nmにおいてはコストが下がっていないとのこと。
出典: Feature dimension reduction slowdown | Embedded
次世代の半導体製造において重要なEUV光源が未だに実用化レベルに達せず、ダブルパターニングでしのぐなどコストがなかなか引き下がらない現状があります。
AMDがCPUにGPUを融合させようとしているのもそうですが、CPUだけでは行き詰まり出した現状を打破すべく、色々と動きが出ています。
今後、画期的な半導体製造のブレイクスルーが起きれば、また汎用性の高いプロセッサが注目を集めるようになったりするのでしょうか。