01
28
2015
SpaceX社、Falcon Heavyでもロケット再利用を狙う

SpaceX社、Falcon Heavyでもロケット再利用を狙う

SpaceX社が新たなPVを公開。

現在、宇宙ステーションへの補給任務に使われているFalcon 9よりさらに大型となるFalcon Heavyでのロケット再利用計画。



補助ロケットだけでなく、メインロケットも再利用する計画になってますね。
どちらも逆方向にエンジンを噴射して減速、降下。


先日のテストは着陸地点までは到達したものの、着陸に失敗(参考)。2月にまた挑戦するそうです。

面白いのは宇宙ステーションへの補給ミッションなど、半ば他人の金でテストを実施している点。もちろん、契約した金額で打ち上げ、主任務は成功しているので文句を言われる筋合いはないのですが。





Falcon Heavyと、日本のH2Bロケットなど他ロケットとの比較。

SpaceX 他ロケットとの比較
出典: Falcon Heavy | SpaceX


Falcon Heavyよりでかいロケットとなると、NASAが開発中のSpace Launch Systemの上位バージョンとか、SpaceX社が火星探査用として以前打ち出していたFalcon XXなどがあります。

Falcon 9 で再利用技術を確立し、順次スケールアップすることで大幅な打ち上げ費用の低減を図る目論見のようですが、安くなるはずが逆に高くついたスペースシャトルという前例もあります。どうなるでしょうか。

Falcon XX
出典: SpaceX_Propulsion.pdf