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29
2015
謎のIGZO2搭載、軽量ワークステーション「Precision M3800」
謎のIGZO2搭載、軽量ワークステーション「Precision M3800」
ヘビー級ではなく、軽量級のモバイルワークステーション「Precision M3800」。米国で発表。→ 10点タッチ対応の15.6型4K IGZO2搭載「Precision M3800」 ~Thunderbolt 2ポートも装備 - PC Watch
→ Dell プレスリリース
GPU
GPUはQuadro K1100M。最新Maxwell世代の1つ前となる、Kepler世代でシェーダー数は384基。スペック的にはGeForce GT 730Mあたりと近そうです。ミドルレンジ。(参照)
17.3型ノート向け
・Quadro K5100M 1536基
・Quadro K4100M 1152基
・Quadro K3100M 768基
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15.6型ノート向け
・Quadro K2100M 576基
・Quadro K1100M 384基 << ココ
・Quadro K610M 192基
・Quadro K510M 192基
TDP 45Wということで、性能追求型というより消費電力と低発熱のバランスをとったGPU仕様です。プレスリリース写真でもカバンに詰め込むシーンや、屋外での4K画像の編集など、モビリティを前面に打ち出しています。
15.6型の上位クラスとなるM4800を選ぶと、Quadro K2100Mが選択可能です。その代わり分厚く、1.5倍程度に重くなります。
画面
ディスプレイは2種
・3840x2160 IGZO2
・1920x1080 非IGZO
タッチパネル対応ノートパソコン向けゴリラガラス「Gorilla Glass NBT」が採用されています。割れにくく傷が目立たないガラスです。
Premium Panel Guarantee付きとあり、常時点灯する輝点ゼロを保証してくれます。常時消えているドット欠けはダメみたいですが。
コネクタ配置
軽量、薄型です。右側コネクタ配置。
左側コネクタ。HDMIと、Thunderbolt2コネクタが見えます。映像端子が多いのでマルチディスプレイには向いてますね。
キーボード
英語のキー配列。タッチパッドは少々扱いにくいボタン一体型。
IGZO2?
「IGZO2」は謎ですね。そのまま受け取るとシャープの「IGZO液晶改」なのでしょうが、「IGZO」というワード自体がいま少々もめてます。
IGZOは元々は組成の頭文字をとったもので、学会などで使われている単語です。それをシャープが大々的に取り上げて商標登録したのですが、昨年生みの親であるJSTが「一般的な物質名だ」として商標の無効審査を請求。結果、商標無効とする審決が出ています。目下、シャープが控訴中。
→ IGZO商標無効の恐れ シャープ、知財高裁に提訴 ブランド戦略に影響 :日本経済新聞
2を付けると商標になりやすいとかそういう裏事情があるのでしょうかねぇ。