02
27
2015
SuperFishについて、Lenovo広報からのコメント

SuperFishについて、Lenovo広報からのコメント

SuperFishについてLenovo広報のコメント。

やや話が逸れますが、記事ではなぜ新品のPCにセキュリティソフトが必ずプリインストールされているのかなど、マネタイズの仕組みについても触れてます。

この辺は知られた話だと思いますが。

Lenovo広報にコメントを求めたところ、ThinkPadと個人向けLenovoは開発がまったくの別部隊で、今回の件に関してThinkPadはシロだという。個人向けPCの開発部隊が、ユーザーがネットショッピングするときの提案手段としてアドウェアを入れたというのが発端なのだと言う。

………

アフィリエイト的な仕組みで、ある割合の見返り金が払い出されていた可能性は否定できない。Lenovo広報も、カネの流れはゼロではないと言う。
 → 【山田祥平のRe:config.sys】今見ているWebは本物か - PC Watch



メーカーがタダの善意で動くわけがないですが、回りくどい言い方になってます。

昔からプリインストールは初回起動時に選ばせて欲しいと言ってきましたが、全く実現する気配がないのは、こういったお金が絡むゆえですね。

 → 蹴茶: 要らないプリインストールソフトは「crapware」というらしい [5.30]
 → 蹴茶アンケート: プリインストール好き嫌い

実売3万円のパソコンで1年あたり何千円かのリベートが得られるセキュリティソフトは非常に大きな意味を持ってます。





アプリマーケットを挿げ替える商法

Androidタブレットでも、Google Playの代わりに私設マーケットアプリをプリインストールして、そこから利益を得るなどの手法が存在しています。

 → 蹴茶: オンキヨー、PC事業迷走の果てに [2013.2.27]



Lenovoの開発拠点

最近は機会も無いので昔聞いた話ですが、ThinkPad担当の方によると開発拠点は

 ・ThinkPadのハード → 大和事業者(今は横浜に移転済み)
 ・ThinkPadのソフト → アメリカのラーレイ
 ・Lenovo → 中国北京

おおまかにはこんな感じの役割分担だという話でした。
最近の資料見ても大きくは変わってないようです(参考

Lenovoの方は「イノベーション・トライアングル」などと呼んだりします。

Lenovo innovation triangle
出典: Lenovo

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 → 蹴茶: レノボ、みなとみらいに移転した大和研究所 更新 [6.14]