02
28
2015
Lenovo「我々はクリーンで、安全なPCのリーダーになる」

Lenovo「我々はクリーンで、安全なPCのリーダーになる」

「我々はクリーンで、安全なPCのリーダーになる」

という宣言をLenovoが出してます。

 → Lenovo Newsroom | Lenovo’s Promise for a Cleaner, Safer PC

 ・今回の出来事で顧客の体験、安全、プライバシーが最重要という原則を再認識した
 ・ThinkPad、デスクトップ、タブレット、スマホ、エンタープライズ製品は関係ない
 ・McAfee LiveSafe の6ヶ月無料提供を実施(7日以内に詳細な情報を提供)
 ・Windows 10 製品では動作に必要なソフト、セキュリティ、Lenovo純正ソフトに絞る
 ・“adware” や “bloatware" と呼ばれるようなソフトは排除されるだろう
 ・同時にプリロードされるソフトウェア全てについて詳細な説明書を出す予定

プリインストール群の中でも群を抜く稼ぎ頭はおそらくセキュリティソフトなので、そこを外さないのであれば削れるものは削ってOKという考えのようです。

たぶんセキュリティソフトだけは何があっても剥がさないように思います。これが無くなるとおそらく本体価格に影響が出る。ユーザーにとってもそれは困るので、好みが別であれば粛々とアンインストールするのがベストです。

対策のMcAfee無償提供も、死中に活を拾うLenovoの商魂を見るようです。



過去の事例

プリインストールの過去の事例など。

ノートンとウイルスバスターから選べた富士通LIFEBOOK。
「使わない」という選択肢がわかりやすく用意されている点もいいですね。

プリインストール選択 Lifebook

東芝dynabookではアプリケーションを選択インストールできるモデルがありました。

プリインストール選択 dynabook



海外サイトの評価

今回のLenovoの対応はVERGEも一定の評価をするものの、比較的醒めた見方をしてます。

But while the statement is certainly a step in the right direction, it still leaves the door open for a lot of potentially unwanted software.
(声明は確かに正しい方向への一歩ではあるが、まだ望まぬソフトが入り込む余地を大いに残している)
 → Lenovo promises less bloatware on its new computers | The Verge



記事では続けて、むしろ有益なのはプリインストールソフトについての詳細ドキュメントの提供の方だろうとまとめています。


最終的にはアンインストールの手間を取るか、価格の安さを取るかという話になってくると思うのですが、圧倒的に支持を集めるのは後者と思われます。


関連
 → 蹴茶: PCの収益源はアプリやプラットフォームへシフト [2012.11.8]

※11時45分 過去の事例追記と文章修正