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2015
没入感バツグン、5120×1440の解像度を持つ StarVR
没入感バツグン、5120×1440の解像度を持つ StarVR
E3 2015で話題になったヘッドマウントディスプレイといえば、・SCE Morpheus
・Oculus Rift
・Microsoft HoloLens
この3つあたり。これ意外に伏兵的に話題になっていたのが「StarVR」
→ 5Kディスプレイ搭載のVRヘッドマウントディスプレイ - PC Watch
→ 解像度5120×1440ドット,視野角210度を実現するVR対応HMD「StarVR」がE3 2015に出展 - 4Gamer.net
VRの課題である解像度に、ディスプレイ2枚を使って力業で取り組んでます。
VR | 両眼で | 片眼あたり | 視野 |
SCE Morpheus | 1920×1080 | 960×1080 | 100度 |
Oculus Rift | 2160×1200 | 1080×1200 | 110度 |
StarVR | 5120×1440 | 2560×1440 | 210度 |
重量的にかなり重いとのことですが、今後液晶からより適している有機ELに変えたり、素材を軽量化するなど対策を施していく模様。
出典: StarVR
体験レポ
体験レポはこちら。
粗は見えるものの、メリットも明快とおおむね好評です。
佐藤カフジ
→ 荒削りだが大きな将来性。最強VRヘッドセットとしての完成を目指す
西川善司
→ ドットの見えない高精細さと上下左右に広がる視界の没入感はスゴイ!
東芝が絡む
面白いことに、協賛企業に「東芝」の名前があるんですよね。
いまさらゲーム業界に殴り込み、なんてことは考えてないと思いますが、VRはゲーム以外でも色々活用が提案されてます。東芝が力を入れる医療分野でも構想はありますし、オーソドックスに寝ながら壁一面の大画面を楽しめる「REGZA VR」なんてのもありですよね。
業務用?
有機EL化にしろ、軽量化にしろ、StarVRの仕様だとコストが劇的に下がることはなさそうです。むしろこれから上がる? 量産規模から言ってもOculus VRやMorpheusとは桁違いの価格になるのでは。家庭用ゲーム機としては難しいように思います。
思いつくのは、USJのようなアトラクション用のデバイス、またコストを許容できる医療分野、軍事分野などで真っ先に使われていくのではないでしょうか。