5GB 1220円のDTI SIM、利益はポイントやアフィリエイトで？

DTIは設立当初、家のISPとして契約していたことがありますが、もう20年経つんですね。IT企業としてはすっかり古参企業です。

そんなDTIから5GB 1220円（SMSは＋150円）のサービス開始。

　→　5GBで1220円、10GBで2220円の「DTI SIM」サービス開始 - ケータイ Watch




同じく古参企業のIIJと較べてみる。
上がSNSなし、下がSNSありプランです。

　→　IIJmio ミニマムプランでも3GB提供へ　月額900円


出典: 料金・仕様 | データ通信専用SIM | IIJmio

なかなかいい勝負してます。

興味深いのは、今回のDTIの発表で、ポイントサイト、アフィリエイトの活用に言及している点です。

フォーイットの提供するスマイルモールとの連携により、業界最安値プラン※1を含む最安値帯の実現に加え、手軽に現金やギフトカードと交換できるお得なポイントサイトの提供等、幅広いユーザー層に対する訴求力を強化しました。
　→　DTI

業界最安値が実現できたのは、ポイントサイト、アフィリエイトによる利益を見込んでの価格設定だからだそうです。

MVNOは常々「差別化しにくい」と言われてきましたが、今回のDTIやNifmoなど、本サービス以外で儲けを見込む動きが出て来ました。


出典: NifMo（ニフモ）


昔、固定回線で無料ISPが流行ったことがありましたが、あれに似てます。

無料ISPを利用する場合のもう一つの欠点は広告。調査したISPのうち、1社を除いて広告収入を運営費にあてていた。これらのISPは、ユーザーがログインしている間、広告表示用にバーを使用しており、これらのバーによって、Webページの情報がしばしば隠され、ユーザーはバーを移動することを強いられるという。
　→　「無料ISPよりも有料ISPの方がラク」――米IDC調査

かつての無料ISPがそうであったように、無理に関連サービスを使わせようとするとユーザーには嫌われますので、この辺の匙加減をどうするかは見物です。