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2015
通話定額 Nifmoでんわ、ただし非通知、緊急電話も不可

通話定額 Nifmoでんわ、ただし非通知、緊急電話も不可

以前もちょっと紹介しましたが、いよいよ離陸したMVNOの通話定額サービス。

 → ニフティ、月額1300円で国内通話かけ放題の「NifMo でんわ」スタート - ケータイ Watch


着信番号が出なかったり、110や119、フリーダイヤルにかけられなかったりと、ドコモやauの通話定額とはだいぶ違います。

といって、純粋なIP電話とも違うようです。

大手キャリアの通話定額は回線交換方式やVoLTEといった仕組みを使ってますが、NifmoでんわはIP電話+回線交換方式のような仕組みになってます。

Nifmoでんわ 仕組み

そのため、相手に発信者番号が表示されないことがあるほか、国際電話で使われる国番号+81が付いたりするとのこと。

Nifmoでんわ 仕組み
出典: NifMo でんわ

この辺は LINE Call(旧LINE電話)とそっくり。

Nifmoページには「SMSによる着信通知で特許出願中」とありますが、本丸の仕組みはLINE Callに似てそうです。

LINE Callの仕組みはITライターの石野さんが推察されてます。

つまり、国内電話からの国際発信になっているというわけだ。通話料に消費税が加算されていないことも、これを裏づける。このことから、どこか海外の通話料が安い地域から電話を転送して国内に発信していることがうかがえる。日本より料金が割安に設定されている国にインターネット経由でつなぎ、そこから電話回線に乗せて日本に接続しているのであれば、料金の安さにもうなずける。
 → 使ってわかったLINE電話のカラクリ - 週刊アスキー




「定額」は素晴らしいものの、緊急電話できない、非通知、着信はSMSと色々面倒な仕様なので、無条件に人にお薦めできるかというとちょっと微妙です。


いま安倍首相の指示を受けて、総務省でスマホの料金が議論されてますが、VoLTEによる通話定額サービスをMVNOに提供して欲しいですね。市場競争の激化が期待できます。

 → いよいよ登場の「LINE電話」速攻レビュー - ケータイ Watch
 → 蹴茶: Nifty、MVNOで通話定額SIMに取り組む [5.12]