Apple、モバイル広告事業をフェードアウト

Appleが iAdを手仕舞い。

　→　Apple、モバイル広告ネットワーク「iAd App Network」を6月30日に停止すると発表 - ITmedia ニュース

厳密には現行システムを放棄、Appleの手間が少ない自動出稿システムに移行。

AdSenseのような、広告主が自分で出稿できる自動システムに移行し、パブリッシャーの収入割合が従来の70％から100％になるという

「広告の手取が100％」これだけ読むと素晴らしいですが、裏を返せばAppleの稼ぎはゼロ。広告への未練を断ち切り、今後も「ハードウェアで稼ぐ！」宣言とも取れます。


出典: iPhone 6s | Flickr

iAd登場時はGoogleの牙城に挑むと騒がれましたが、この戦略をあきらめ、先日の広告カット機能のように、“広告” そのものを叩くことで、ハードウェアの利益に繋げる作戦へと方針展開したと言えます。

　→　Apple、モバイル広告プラットフォーム「iAd」でGoogleに挑む - ITmedia ニュース

この戦略はハードウェアで成長し続ければ正解となりますが、スマホがコモディティ化するなかで、利益を伸ばし続けるのは至難の業です。