06
17
2016
LG製 有機ELTV、米コンシューマー・レポートでNo.1評価

LG製 有機ELTV、米コンシューマー・レポートでNo.1評価

もはや日本勢の存在感が消え去りそうな米国テレビ市場ですが、米国の著名な評価機関である「コンシューマー・レポート」にてLG製の有機ELテレビが1位を獲得。

LG電子の最新有機ELテレビ「OLED55E6」は、「コンシューマー・レポート」が発表したテレビ部門評価ランキングで84点を獲得して最近アメリカで発売された204種類のテレビのなかで1位となりました。 「コンシューマー・レポート」は、このテレビについて、「色の正確な再現精度、明暗比、完璧な視野角度を実現した」と絶賛しています。
 → 経済/ニュース/ニュース/KBS World Radio



LG 有機EL
出典: LG OLED55E6P: E6 OLED 4K Smart TV w/ webOS 3.0 | LG USA

ついに有機ELが覇権ですか。

といっても、LGの有機ELテレビはバックライトに白色の有機ELを使い、RGBは液晶同様にカラーフィルターで出す、いわば妥協タイプ。10年ぐらい前に夢として描かれていたRGB3原色を自発光する有機ELとはちょっと違います。

OLED 有機EL RGB 白色

スマホサイズの3色独立有機ELであればまだ作りやすいですが、50インチを越える大型パネルは非常に難しく、サムスンも一度は発表した製品を発売中止にしています。

もっとも最近になってまたサムスンがやる気になってきているようです。量子ドットを組み合わせることも検討とあるので、もしかするとLGのように作りやすい白色パネルを活用するのかもしれませんね。

グループ次元で死活をかけてOLED事業を推進しているLGと異なり、サムスンはOLEDテレビに消極的な姿を見せた。光の性質を出す様々な物質を均一に分布させなければならないという点から、OLEDパネルの歩留まりは高くない。 また、長時間使用すると特定部分の画素が劣化(burn in/バーンイン)現象を起こすことも問題として指摘されてきた。
 → サムスン、OLEDテレビに4兆投資を検討 - 每日経済新聞