09
15
2016
これまでのSATA電源コネクタでは動かないHDDが登場していた

これまでのSATA電源コネクタでは動かないHDDが登場していた

こんなHDDがでていたとは知りませんでした。
これまでのSATA電源では動かないHDD。

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SATA 3.2での大きな変更として、電源コネクタの仕様が変わり、3.3Vの電源供給が廃止されています。 その代わりに3.3Vに使用されていた3つのピンのうち、2つはReserve(将来の規格のために未使用として残しておく端子)となり、1つはPower Disable Controlとなりました
 → 知ってて得する!ツクモサポートセンターの小ワザ ・小ネタ紹介 - DOS/Vパソコン館



ツクモのコラムでは3.2から変更となってますが、正式にサポートされるのはSATA 3.3だそうで。

このモデルはSATAのリビジョン3.2+に準拠しており、このリビジョンで先行的にサポートされている「Power Disable」機能に対応していた(正式にサポートされるのはリビジョン3.3)。
 → SATA 3.2+の“3.3V問題”が解消されたHGST製10TB HDDが店頭販売中 - AKIBA PC Hotline!



個人用途では何がいいのかわからない「Power Disable」機能ですが、このモデルがターゲットとするデータセンターではリモートでプラグの抜き差しに相当するハードウェアリセットができるのがウリなんだそうです。

HGST自身も、公式に「スピンアップしなかったら変換ケーブル使ってね」と書いてます。

HGST Power Disable
出典: HGST-Power-Disable-Pin-TB.pdf


面倒なことに、PowerDisable有りのモデルも、無しのモデルも型番が全く一緒だそうです。

店頭で買うなら店員さんがその辺のことは教えてくれそうですが、通販で買ったりすると全く気付かぬうちにPowerDisable対応モデルが届いて「うわ、初期不良」なんてことがあるかもしれませんね。