09
27
2016
クレイ社復権 NEC製からの置き換え進む

クレイ社復権 NEC製からの置き換え進む

昔は、米国議会が圧力をかけて輸入を阻止するほどの強さを誇った日本製スパコンですが、いまは影も無く、クレイ社のスパコンへと置き換わりが進んでいるそうです。

国産のスパコンは残念ながら、海外では存在感はほとんどないのである。

 スパコンの主要市場である米国と欧州のうち、米国は政治的な理由から、日本製スパコンの輸入を認めなかった。そこでNECは、地球シミュレータと同型のSXシリーズを欧州市場で販売し、気象や海洋シミュレーションの用途で一定のシェアを得ていた。

 だが近年は、SXシリーズから米クレイのスパコンに置き換える動きが進み、SXシリーズは欧州市場での存在感を失いつつある。
 → 「シン・ゴジラ」にみる、ニッポンのITインフラの虚構と現実:ITpro



クレイ社といえば、昔潰れる瀬戸際までいった会社ですが、見事に蘇ってます。

アメリカにとっては国の安全保障が関わる譲れない一線だったとはいえ、巧く再生したものです。エルピーダやジャパンディスプレイで苦戦している日本のIT産業を見てると余計にそう思います。

かつて1ドル台まで低迷したクレイ社の株価も現在20ドル台半ばまで回復しています。

クレイ 株価 スパコン

NECはスパコンに限らず、苦戦状態が続いていますね。