EIZOの人に余計な質問をしてみた EIZOショールーム見学

最近いろいろと広告活動をしているEIZO。アフィリエイトのメルマガでも新商品説明会の告知があり、聞きたいこともあったので応募していってきました。以下、その模様です。

 EIZOショールーム

大阪ショールームの場所は大阪本町。
目印にしていた御堂会館の南御堂と北御堂を勘違いし、遅れてしまいましたが、なんとか到着。

今回の主役は11月末リリースの「FORIS.HD」
 → http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071101/nanao1.htm

正直、FORISと聞くとナナオが家電分野めがけて無理に特攻していったイメージがあり、あまりいいイメージが無かったのですが、お話を聞くと「FORIS.HD」は‘薄型テレビ’というより、地デジも見られる PCディスプレイ として売れているそうです。1920 x 1200ですからねぇ。

 フルHD表示、地デジも映るWUXGA液晶「FORIS.HD」

FORIS.HDのことをまずφ(..)
サイズは24型、27型。解像度は共にWUXGAですが、予約段階ながら27型の方が予約が多いそうです。
 
 ⇒ フルハイビジョン液晶テレビ FORIS.HD (EIZOダイレクト)

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FORISはサイズのわりに厚みがありますが、この厚みには意味があり、パネルの真裏にバックライトをUの字型で入れているためだそうです。その結果、上下や左右にバックライトを配置し偏光板で光を表に出すより、輝度ムラを減らすことができるとのこと。
 参考 → http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0301/nanao.htm

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(下左)PS3もデモ機として動いていましたが、やはり動画ブレは目につきます。黒挿入は使っているそうですが、倍速パネルに較べると動画は弱いですね。写真は被写体ブレも入ってます。
(下右)一方で、静止画でのしっとりとした色合いはさすがに素晴らしい。ぎらつきもなく、静寂さを感じる描画です。写真はぶれてますが。右下に地デジをPinP表示中です。

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(下左)地デジはフルスクリーンか、PC画面に埋め込むPinP表示で。表示位置は上下左右の四隅から選べる。(下右)付属するリモコンは右のもっさりした方。他社の安い既存製品らしい。左のものはオリジナルのお金のかかったリモコン。オリジナルは別売り。来年の夏頃には革新的なリモコンを出すらしい。

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(下左)輝度の自動調節用の窓と、リモコンの受信窓。(下右)スピーカーが内蔵されている。

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 さっそく質問

立ち話でメモする余裕はなかったため、おおまかな内容です。 Qと( )内は蹴茶のコメント。

Q.ぶっちゃけテレビ売れてますか? PC用との比重は?
A.家電の割合はまったく大きくなく、依然としてPC用や業務用が圧倒的に多いです。9:1ぐらいです。
 
Q.ではなぜ家電に参入を?
A.これから先、PCにおいても必ず動画視聴の割合が増えてきます。ところが、当社は静止画では自信はありますが、動画技術については大手家電メーカーが先を行っています。動画の技術を蓄積したいという狙いもあり、テレビ開発を行っています。
 
Q.動画技術と言えば120コマを作り出す倍速パネルが主流になりつつありますが、ナナオは倍速にはどのように対応を?倍速表示はPC用途としては逆効果でしょうか?
A.確かにPC用には向かない技術かもしれませんね。倍速については当社としてはまだこれから、といったところです。
 
Q.このFORIS.HDはSamsungのPVAでしょうか。
A.VAですが、製造元は非公開です。
 (ここで話が製造メーカーのことになり、ナナオではSamsungパネルの採用が多いこと、LG製はSamsung製の同じ方式と比較して若干視野角が狭い傾向があること、日立IPSがもっとも品質的には良いという話を教えてもらう。もっとも現在は各社多様な進化バージョンを出しているので、その限りではないと思いますが。)
 
Q.パネルというと、有機ELはもう検討していますか?
A.そうですね。ソニーさんも製品化しましたし、いずれ取り組まなければならないと考えています。
 
Q.液晶の寿命というか、耐久時間はどのくらいですか?
A.約5万時間です。一言で寿命といってもメーカーによって基準が様々なのですが、当社では輝度最大で白画面で表示し続け、輝度が半減するのが約5万時間です。
 (これを聞いたのは先日発表された長寿命のエプソンの有機ELと比較したかったため。)
 
Q.30インチのWQXGAが欲しい人が徐々に増えていると思いますが、WQXGAとなるとデュアルリンクDVIに対応しているかどうかなど、色々面倒なことも多いと思うのですが、すっきりHDMIポート付きで製品化する予定は?
A.HDMIで30インチに出力すると周波数の制限など、いろいろ問題が多いのでいまのところ製品化の予定はないです。 (もう少し説明してもらったのですが、蹴茶の知識不足でどうしてHDMIで30型以上は出しにくいのかはこれ以上わからず。ゲートウェイは製品化済みなので、特に問題ないと思っているのですが実際は色々問題あるらしい。)

追記 ----------------------------------------------------
ゲートウェイのFAQにも明記されていますが、HDMI規格では最新のバージョン 1.3をもってしても、WQXGA 2,560×1,600はサポートできないようです。そのため、WQXGAを使い切るためには、HDMIポート搭載モデルであってもDualLink DVIが必要となります(記事1記事2)。

DisplayPortの利点はライセンスフリーであることの他、スペック面でも解像度や色深度、フレームレート、音声の質など、それぞれどの程度のデータを割り当てるかが、柔軟に設定できる点にあるようです。

 

HDMI 1.3

DisplayPort 1.1

 最大帯域

10.2 Gbps

10.8 Gbps

 伝送方式

TMDS (DVIと同じ方式)

パケット方式

著作権保護

HDCP

HDCP (v1.1から)

賛同企業

Intel、AMD、ATI、NVIDIA
Dell、HP、Lenovo、Samsungなど

Philips、Thomson、Sony、Toshiba
Hitachi、Matsusita、+Hollywood

 
HDMI Licensing社長は「Display PortでできてHDMIでできないことはないが、HDMIでできなくてDisplay Portでできることはない」とDisplayport不要論を唱えていましたが、これはちょい違うということになります(記事3、記事4)。DisplayPort製品は2008年にディスプレイ、ビデオカードが揃う予定ですが、特にDELLの意気込みは凄く、全ノートにDisplayPortを搭載するという話も出ています。
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Q.来年あたり、DisplayPort対応の製品をNVIDIA、ATI、デルなどが出すようですが、対応の予定は?
A.ちょっとわからないです。
 (営業の方なので、あまりご存じないようでした)
 
Q.ノートパソコンに搭載されているのは一部を除けばほとんどTNだと思うのですが、IPSやVAが載らない理由って何だと思いますか?
A.確かにTNがほとんどだと思います。なによりコストの問題が大きいと思います。
 
Q.FORIS.HDは直販専用モデルとのことですが、どうして直販で?
A.ユーザーからの生の声を拾い上げやすいというのが一番の理由です。量販店経由だと、お客様の不満の実態が見えにくいので。
 (店頭モデルだと店頭より安くできないなど、自由な価格設定が出来ないのも理由だと思います。)
 
Q.ユーザーからの要望はどんなものがあるんですか?
A.FORIS.HDには今回かなりこだわったスピーカーを付けましたが、「そんなモノは要らないから、純粋にビシッと綺麗に映るだけのパネルを出してくれたらそれがベスト!」という声は多いです。
 
Q.FORIS.HDには自動調光機能がありますが、自動調光は小刻みに明るさが勝手に変わるので嫌いな人もいますが、その辺はどのように考えていますか?
A.急に明るさが変化することはなく、実際はほとんどわからない程度にゆっくり調光するので大丈夫だと思います。
 
以上、Q&Aでした。
ショールーム内でのフリーの時間が多かったので、日頃気になっている部分をたっぷり質問させてもらいました。
 
「EIZO」というと、古参のユーザーにとっては「ナナオ」ですが、一度はどこかで使ったことがあるという方が多いと思います。蹴茶も以前はL557 2枚でデュアルディスプレイしていた時期もあり、ナナオブランドには愛着があります。以前、家電参入を聞いたとき、デルの価格構成もあって苦し紛れに参入したのか?と思ってましたが、聞いた限りではそんなことはないようです。
 
ナナオはレントゲン読影用やCT、MRIの画像診断用など、デルの入り込みにくい医療分野で50%以上のシェアを持っており、業績も堅調なようです。今後もちょい高いけど、品質は間違いないブランドとして着実に成長していって欲しいですね。