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指認証ハンドルに、ソーラー自走車、アラウンドビューモニター
東京モーターショーが開幕しましたが、蹴茶の注目ネタを紹介。【1】ソーラーパネル搭載「i MiEV SPORT」
三菱自動車が立ち直るきっかけとなった軽自動車「i(アイ)」をベースにした、電気自動車。電池大手ユアサ製リチウムイオン電池を搭載し、プラグイン(コンセントから)で充電可能。航続距離は200km。そして今回の最大の魅力はソーラーパネルを天井に搭載したこと。
→ i MiEV SPORT TechOn記事
これにより、一週間の太陽光発電で20km分(電池容量の1割)の電力充電が可能とのこと。リチウムイオンなので継ぎ足し充電にも強いですし、週2回近所に買い出しに行く程度なら、無給油で運用できる可能性を秘めたクルマです。2010年の市販を目標に開発中とのことで、これは楽しみです。
→ i MiEV 公式サイト
→ 蹴茶: プラグインハイブリッド車は「薄型テレビ」となれるか
【2】指静脈認証ハンドル
クラリオンを買収するなど積極的に車載市場に打って出ている日立。以前から、指静脈認証を使ったドアハンドルキーを発表するなど、バイオメトリクスの展開に余念がないですが、今回はハンドルに認証装置を設置。
横から静脈を読み取ることで厚みの取れないハンドルへの搭載を可能にし、ドアノブだけでなくエンジン始動も指静脈でできるシステムを開発したそうです。ヨーロッパ車では結構採用が進んでいる指認証ですが、これで日本車にも搭載がはじまるでしょうか。
→ 指静脈認証ハンドル TechOn記事
【3】ゲームのように2D画面で車庫入れができる アラウンドビューモニター
前後左右に広視野角のカメラを設置。そのままでは魚眼レンズのようにゆがんでいるので、画像処理によってまっすぐ補正&4枚を合成。クルマを真上から見下ろした映像をリアルタイムで作り出すシステムです。
→ 全方位モニタシステム TechOn記事
実はこれ、一昨日23日に行われたエルグランドのマイナーチェンジで実用化されています。一見は百聞にしかずで見てもらった方がいいですが、笑ってしまうほど周囲の様子が手に取るようにわかります。死角にハマルと気付かない子供など、人身事故のリスクを考えれば多少無理してでも付けたい装備です。
→ エルグランド公式サイト 3番の機能・先進装備のところで見られます。