→ Let'snote全シリーズで同じタフさを実現 坂田氏写真あり
⇒ パナセンス
会場には30〜40人は来ていたと思いますが、Q&Aタイムは質問が殺到。一巡して落ち着いてから手を挙げようと思っていたら、質問時間終了。あ、あれ(^^; なので、他の方が質問されたQ&Aと+写真撮影のときに坂田氏にお聞きできた話とを混ぜて書いています。簡単なメモから書き起こしてますので、少々意訳です。

質問 /
坂田氏の回答 / この色は蹴茶の感想
レッツノートがGセンサーを採用しない理由
Gセンサーは落下時の高さが1mほどあれば確かに有効。ただ、30〜40cmの高さだとヘッドの退避に約300msecのタイムラグがあるため、間に合わない。そのため、レッツノートはHDD保護ダンパーに注力している。この保護バンパーは色々なパーツを組み合わせてありとても重要。

Gセンサーが万能ではないというのは確かに納得するものの、普通は机の高さは70cm前後あるので、やっぱりあった方がいいような気もします。
圧迫から基盤を保護する技術
筐体への圧迫が基盤に歪みを加えないよう、通常は10カ所ほどあるマザーのピン留めを2カ所にとどめ、フローティング構造を取っている。
このフローティング構造は最近の流行というか、ThinkPad Xシリーズをはじめメジャーなモバイルノートはよく採用している構造です。歪みによるハンダボール割れなどを防ぎ、故障を減らすことに繋がります。
キーボード全面防滴の意味
単に水をこぼしてもデータがとばないというだけでなく、壊れたとしてもたいていキーボードだけの交換で済むため、TCOが軽減できる。
「TCO」とはランニングコストも含めたトータルコストのこと。ThinkPadやdynabook RX1などライバルも同じような防滴機能を持っています。が、Let'snoteが優れているのは、防水シートを引きつつキー底面がカッチリしている点。ThinkPadも良好ですが、dynabookは防水シートを採用し始めたころからキーボードがたわみが酷くなったような。
キー底面がしっかりしているのは筐体剛性のたまもの
スピーカーをステレオにする予定は?
あくまでレッツノートはビジネス向けをターゲットにしており、仕事には不要な物なのでモノラルから変える予定はない。
ここまで頑なにポリシーを貫くのがレッツノートの強みともいえますが、一方でカラー天板など個人向けを意識した展開も積極的にやっているわけで、スピーカーのステレオ化ぐらいはやって欲しいと蹴茶も思います。
放熱が追いつかずゴム足が溶けたことがある。
それは初耳で、当社の耐久実験でもお目にかかったことがない。ぜひ見せて欲しい。
あとでまた熱による故障について質問していますが、今回SantaRosaのためにファンを付けたとはいえ、元来のファンレス筐体にも相当な自信があるようです。
ボンネット構造をやめる予定は?
いまのところない。
落下試験はどういった方向から落としているのか?
全部で26カ所の方向からの落下実験を実施している。一応、30cmという高さについては試験規格があるのだが、Panasonicでは独自に机の一般的な高さである76cmからの落下実験なども行っている。(余談ですが、76cmという高さは家具屋さんで調べたそうです)
USBポートが並んでいると使いにくいので、離して欲しい。
ある程度考慮はしているのだが、構造上、レイアウトの問題で難しい。
ハイブリッドHDDを採用する予定は?
予定無し。
ハイブリッドHDDというのは、SSDとHDDの中間体ともいえるパーツで、256MBなど少量のフラッシュメモリを搭載しています。国内ではNEC、ソニーなどが採用。
その効果については多少あるものの、ハッキリとした効果がないだけに採用はあまり広まっていません。もっとも積極的だったのはNECですが、そのNECも「30%くらいの性能向上がないとPCユーザーへの訴求力にはならない」と結論めいた話をしているので、やはり今後はSSDへと移行するのでしょう。
HDD容量は増量しなくていいので、その分安いモデルを出して欲しい。
たとえば今80GBのHDDを採用したとしても、売価としてはほとんど変わらない。また、おそらく半年後にはHDDメーカーの生産ラインナップから消えている。
一度は誰しもが思う疑問です。あまり詳細なことは語られませんでしたが、半年後に消えているようなパーツを採用すると、色々と管理コストは増えそうではあります。
802.11nの採用は?
検討します。
いずれ採用されるでしょうが、802.11nは発熱の増加、バッテリー駆動時間の減少といった影響がありそうな気もします。
YシリーズのCore 2 Duo L7800はPenrynですか?
違います。
冷却ファンは何段階で調節している?
何段階という制御はしていない。回転数的には50%まで下げることができる。
以前、ここの記事で70段階という数値が出ていたので、改めて聞いてみたのですが、基本的には無段階に近いようです。温度を監視しているのはCPU、チップセット、HDD、メモリなど。静音フェチな人は知っていると思いますが、冷却ファンの回転数を下げすぎると何かのきっかけで止まってしまいます。衝撃の多いモバイルノートで、安定して低回転で回すにはそれなりに検証が必要そうです。
駆動時間が1時間も向上しているが、バッテリーのセルが変わった?
セルは一緒。W5の時からセルの容量は2900mAhで変わっていない。VistaのSP1の効果がかなり大きい。あとは細々とした改良の積み重ね。
SP1って偉大ですねぇ。その前に、SP1以前のVistaがダメすぎるともいえますが。
今回ドコモのSIMカードを内蔵できるモデルが出たが、イーモバ版の予定は?
ドコモさんとの契約の関係などもあって、当面予定はない。
将来的にはSIMフリーになり、LTEで規格統一されると色々ユーザー側が選択できるようになるかもしれませんね。
レッツノートの故障要因のなかで熱のしめる割合はどのくらいですか?
熱で壊れたということは認識していません。物理的な要因が多いと思います。
これはかなり意外だった回答です。かつてのファンレス筐体でもファン付きに迫る放熱性能を持っていると自負しているだけに、熱で壊れることはほとんど無いと自認しているようです。
ターボメモリの効果のほどは?新バージョンを使っているのか?
登場当初は色々言われていたのは知っているが、Panasonicでは効果ありと思っている。
元々Vistaには強力なPrefetch機能が付いているため、ターボメモリが無くても起動時間などは起動のたびに早くなります(一方的に早くなり続けず、遅くなることもあるのが不思議)。そのためもあって、ターボメモリというのは効いているのか効いてないのかいまいちハッキリしないパーツです。効果をどのように検証したかなど詳細は語られませんでした。
SSDの耐久性は大丈夫? パナソニック独自の検証などは?
信頼性の高いSLCを使ったSSDであり、特に検証はしていない。
理論上はかなり安全なレベルに達しているSSDですが、実際使ってみてどうかというのは今後使用例が集まらないとわからない点です。基本的にSSDメーカーの検証作業を信頼しているようで、特にパナソニック側では耐久試験などは行っていないそうです。以前、Lenovoの大和事業所に見学にいったときも同様に「SSDの耐久試験してますか?」と質問を投げてみたのですが、その際は「それは内緒」と答えが返ってきました(笑)
いまのところSSDは1モデルのみだが、他モデルへの展開は?
とりあえず様子見的な状態。もちろん需要があれば出す。
個人向けに指紋認証モデルは出さない?
法人向けには既にある。個人向けは需要次第。
10周年モデルとして一時期指紋センサーが搭載されましたが、その後他モデルに広がることもなく今に至ります。
センサーが載る場所
Let'snote ATOMバージョンの予定は?
うーん、もちろん新しいプラットフォームが出れば常に検証はしています。
現行モデルに影響が出るので、もし計画があったとしてもありますと言えるはずがないのですが、とりあえず聞いてみました。坂田さんの顔からは出すとも出さないとも読み取れず。現時点ではSilverthroneは小さくても、コンパニオンチップが古いプロセスで作られているためデカくて熱い。なので、それも含めて小さくなる次あたりで使ってくるのかなぁと思ったり。
パナソニックの直販サイトであるパナセンス。
長所はソニスタなどと同様の3年保証と特別モデルが選べる点。店頭モデルの保証1年はやはり心許ないのは確かです。店頭モデルでも別途サービスを購入できればいいのですが、いまのところパナセンス独自の特典になっています。
特別モデルは黒のプレミアムモデルと、お馴染みになりつつあるカラー天板モデルが主です。ちょっと色気のあるレッツノートを手に入れようとすると、必然的にパナセンスをチェックすることになります。もうちょっと安ければ言うことないのですが(笑)
短所はやはり価格。オプションも割高と、その価格を前に引き返した方も多いはず。去年あたりから、店頭モデルが10万円前半に値崩れしているので余計そう思います。Rシリーズは20万ちょっとでまだ手頃ですが、Wシリーズとなると30万近くになるのでおいそれとは手が出せません。真っ当に国内で基盤から作るとこの値段になるというのはわかるのですが、やはり勇気の要る価格です。あと3万くらい安くならないでしょうかねぇ(^^;
⇒ パナセンス
12.1型モバイルで天板が選べるモデルは意外に少ない
蹴茶が買うとすれば確実にカラー天板を選びます。嫁用というのもありますが。
公式サイトにも天板の色は載っていますが、写真だとまた感じが違うので大きく掲載しておきます。



