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フラッシュメモリ暴落か? SSDも半年後どうなってるやら

何度かフラッシュメモリは昨年より大きく値下がるかもという話を書いてますが、今年の1月から2月にかけて、たった1ヶ月で12%もの大幅な値下がり(8Gbit品で3~4ドル)が起こっています。

大きな要因のひとつは世界のフラッシュメモリ購入量の1/4を占めるアップルの買い控えです。サブプライムローンに端を発したアメリカ金融危機のあおりをうけ、iPodやiPhone売れ行き鈍化懸念が発生。フラッシュメモリの仕入れ抑制へと動いています。

一方でフラッシュメモリの増産は今後も続き、今後さらに値崩れする可能性が高くなってきています。すでにスポット価格では8Gbit MLCは2~3ドル圏内になっています。
 → http://www.dramexchange.com/

8Gbit(1GB)の価格が2.5ドルとしても、1ドル=96円として計算すると240円です。

おとつい128GBのMLCを使ったSSDが東芝から出ていますが、単純にフラッシュメモリチップだけの原価で考えれば、128 x 240円=3万720円となります。

もちろんこれに外装や基盤、コントローラーチップなどのコストが載ってくるわけですが、倍にはならないような。年末には128GBのSSDが5万円前後で手に入るようになっているかもしれませんね。この1~2年でノートのストレージは劇的に変わりそうです。
 → TDK [SATA対応NAND型フラッシュメモリコントローラLSI(GBDriver潤・RS1シリーズ)]