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ほぼ出揃った2008年のカーナビ新モデル PND vs 高機能型
この時期、カーナビの新モデルが一斉に発表されますが、2008年モデルはナビファンの人にはどう映ったのでしょうか。市場では既存のダッシュボードに内蔵される高機能型が伸び悩む一方、買ってきて貼り付けるだけの簡易ナビ「PND」が大躍進。→ Business Media 誠:神尾寿の時事日想:次のトレンドは「つながる」――カーナビを変える2つのキーワード
各メーカーからすれば、30万前後という高価格で売れる高機能タイプをもっと売りたいはずですが、今回の新モデル群を見る限り、大半の人がPNDで十分という結論になりそうな気が。特にパイオニアのPNDはカーナビの‘口コミ’ともいえる「スマートループ」にまで対応しており、一般人には十分すぎるナビ機能を持っています。それでいて、6万円台ですから、価格競争力も抜群です。
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AV機能の充実が高機能型の売り文句のひとつですが、音楽や映像にこだわる人ほど既に家庭にiTunesなり、SonicStageなりの充実したデータベースがある可能性が高い。それをスルーする形でHDD容量を充実させ、ナビ内にも音楽データベースを構築してくれといっても訴求力は弱いと思います。
家電との連携ができ、シェアも拡大中のPanasonicなどはリスク取る必要はないでしょうが、富士通テンやケンウッドなど、市場で下位のメーカーはもっと思い切った製品を出して欲しいものです。たとえばiPodやウォークマン用の内蔵スロットを持ち、音楽機能はそれらに一任。代わりに光学ドライブやHDDを削り安価にするとか、ウィルコムのSIMスロットを内蔵し車内を無線LAN環境にできるシステムとか。より使い方をがらりと変えるような製品を作って欲しいですね。
高機能型
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PND
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