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FPD International 2008 存在感を増すCMO、AUO

今回興味深かったのはSamsungの40型有機EL。城戸先生がまた専門家の目で批評されるのではないかと期待していますが、縦線が見えるなど粗があるもののとりあえず40型のフルHD有機ELをひねり出してきた事に驚きです。
 → FPD International 2008展示会速報サイト - Tech-On!
 → PC Watch   → ITmedia

他にも我々のノートパソコンではすっかりおなじみのCMOや、AUOといった台湾勢も最新パネルを展示。100インチクラスの超大画面パネルの製品化では一歩先を行った日本勢ですが、今回の展示会記事を読む限りではあまり差が無いようにも見えます。SEDの訴訟が無ければ今頃SEDが主役の一角となりえたはずなのですが...

AUOははめ込み画像?と思わせるほどの視野角の46型や、NetBook向けと思われる8.9型WSVGAパネルも展示。今でも国内メーカーの液晶TVで、廉価モデルの受託製造をしてるはずですがハイエンドも十分こなせそうです。8.9型パネルは消費電力を45%以上低減し、NetBookの連続6時間駆動を目指し開発されたとのこと。これも需要がありそうです。CMEleは25型有機ELを展示。
 → AUO - Tech-On!
 → CMEL 25型有機EL - Tech-On!  → CMO - Tech-On!

シャープの町田会長はDCハウス構想を提案。太陽パネルや風力発電などは直流の電気を生むため、再生可能エネルギーとの相性を考えればDCハウスは変換ロスがなく、都合が良いことになります。社会インフラは一部の鉄道などを除けば交流ベースなので、社会全体で対応するより先に戸建て単位で変えていこうというのが町田会長の提案。実現したとしても直流版の家電は数が出ないので割高だったりしそうです。
 → シャープ町田氏が基調講演「DCエコハウスの実用化に取り組もう」
 → 蹴茶: GENESIS計画、超電導ケーブル、直流 2008.10.30