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エルピーダ息を吹き返す?

エルピーダのニュース1月末ごろの日経産業新聞でDRAM業界の動向を特集。タイトルが

「エルピーダの野望、息吹き返す?
  盟友キマンダ "踏み台" に」

という凄いタイトル(^^;

記事によると昨年6月にキマンダと提携したエルピーダですが、キマンダ破綻申請の影響はほとんど無いというもの。既にクロスライセンスは結んでいるし、キマンダの技術は吸収済み。ぶっちゃけた話、技術を頂いたのであとは一緒に協業することになっても、潰れていただいてもどっちに転んでも益になるよという話のようです。

手元流動性はエルピーダも十数ヶ月分しかなくこのままの市況が続けば危ないのですが、なんとか乗り切ってゴールするのではと記事はまとめています。記事中でも坂本社長が述べていますが「日本がDRAM産業を必要かどうか」という命題につきます。台湾は助ける気満々。

国の競争力や自立性を考えた時に、最先端の半導体は必要か否か。アメリカもかつて日本に追われMicron以外はDRAMから撤退したわけですが、その代わりIntelなどロジックLSIで稼ぐ企業や、Rambusのようなパテント企業が業界をリードしています。日本の場合、ニコンのような半導体製造の根っこをおさせる企業がいるのが強みになるかもしれませんね。
 → ダブル・パターニングを巡る,オランダASMLとニコンのつばぜり合い