今年の夏は3D映画で決まり? 『モンスターvsエイリアン』
ちょっと見てみたい映画『モンスターvsエイリアン』。本格3D映画。これまでにも3Dバージョンを持つ映画が公開されてましたが、これは最初から3D上映を目指して制作された作品です。今後も続々3D映画が出てくる見込み
→ 映画ニュース『 『モンスターVSエイリアン』が『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を押さえモンスター級の大ヒット! 』|映画批評なら映画ジャッジ!
米Yahoo!では批評家C+、一般人B+の評価とやや凡庸。ストーリーではなく、3Dを楽しむタイトルのようで、子供連れでないと楽しめないという意見も(^^;
→ MONSTERS VS. ALIENS on Yahoo! Movies
■ ソニーが3Dをてこに大手映画館チェーンから契約を取りまくる
こうしたハリウッドの流れを受け、ソニーは近頃アメリカの大手映画館チェーンから3Dスクリーンにも対応する「4K」プロジェクターの大型契約を連続して成約してます。3Dシネマは少々料金が高くてもお客さんが見てくれる上に、盗撮も難しいと上映する側の利点は多い。
納入するのは現行ハイビジョンの4倍の約800万画素の解像度を持つプロジェクター。6500スクリーンのうち1500スクリーンは3Dシネマ投影に対応する予定。すでに米2位のスクリーン数の映画館チェーンにもプロジェクター納入が決まっており、今回の契約で、米国の映画館の約3割弱でソニー製品が使用されることになる。
→ asahi.com(朝日新聞社):ソニー、デジタルシネマプロジェクターを米映画館に納入 - 日刊工業新聞ニュース - デジタル
→ 映画館チェーンの米Regal Entertainment,ソニーの「4K」上映システムを全映画館に導入へ 5/20
→ 米大手映画館チェーンがソニーの4K仕様デジタル・シネマ上映システムを全面採用 4/1
■ 3D化の試みは映画のみならずスポーツ中継も
日本でも同様の試みがありますが、映画館で「映画」のみならず大画面を活かしたスポーツ中継を実施。ソニーはスポーツの生中継も3D化。いやー見てみたい。
→ 【CES】米国で初の本格3D放送,フロリダからアメフトの試合を生中継
■ 3D方式ではソニーとタッグを組むリアルD社がリード
立体視の方式は普及が進んでいるもので「Real D」と「Dolby」の2方式があるようですが、ソニーはReal Dと共同歩調。今回の大型受注でさらにリアルDの優位が進む。
→ 注目の3D対決--映画館を支配するのはREAL D?それともドルビー?
→ 米Real D社の技術を採用した3D映画,10月から相次ぎ公開
■ 日本ではどこで見られる?
日本ではワーナーマイカルがリアルDの3Dスクリーンを展開しているらしい
→ 国内の主な立体上映館 Real D方式採用映画館
→ デジタル3-Dシネマを25から51スクリーンへ倍増
→ 劇場案内|ワーナー・マイカル・シネマズ 大阪だとりんくうと茨木
上映だけでなく、制作も強化
→ ソニーPCL、3Dと4K映像の制作ソリューションを強化 -AV Watch
家庭のテレビが大画面化したことで映画館人口が減少したという話がありましたが、立体視を武器に盛り返すかもしれません。
■ HDMIも3D化を視野に
“HDMI-3D仕様”
『「世の中に10以上はある」という3Dフォーマットをテレビが自動判別し、デコードすると同時に同期制御なども行う仕組み。』
→ HDMI 1.4が示した“業界の方向性”
ちょっと前にGPUを使ってパソコンで立体視する製品が出てましたが、こういうトレンドを受けての製品のようです。あまり劇的な視覚効果は出ないようですが。
→ NVIDIAの3Dグラス「GeForce 3D Vision」を試す