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ミニチュア撮影モードを持つRicoh CX2, Powershot G11

いい意味で小手先の機能追加で新味を出してくるRicohのコンデジ。
まるでOSのサービスパックのように「今回は液晶を新調、今回は画像処理LSIを新しく」といった感じで少しずつ新機能を追加し、賞味期限を延長し続けています。

大手のキヤノンほど数がさばけず開発費が償却できないというのもあるのでしょうが、ユーザーにとってもバッテリーは変わりませんし、大外れしないという点ではこういうのもありな気がします。

前回は2度撮影によるダイナミックレンジを拡張するダブルショットモードなどが追加されましたが、今回はミニチュア撮影(ミニチュアライズ)モードが追加です。
 → リコー、28~300mmレンズ搭載の「CX2」 - デジカメWatch
 → 製品情報 / CX2 | Ricoh Japan

Ricoh CX2

ミニチュアライズモードはたぶん以下のようなものだと思われます。
 → YouTube - Amazing tilt-shift photography video!



Caplioが付かなくなった以降のRicohコンデジ。
奥行きは液晶やレンズ構成が変わったことで変化してますが、あとはグリップの素材で多少幅が変わるぐらいで高さは全く変わってません。背面のボタン構成は頻繁に変わっています。
     
高さズーム画素バッテリー新機能
R8102.258.37.1倍1000万 (1/2.3)DB-702.7型液晶46万
R10102.058.37.1倍1000万 (1/2.3)DB-703型液晶46万
CX1101.558.37.1倍929万 (1/2.3)DB-70スムースイメージングエンジンIV
CX2101.558.310.7倍929万 (1/2.3)DB-70コンティニュアスAF追加


2007年生産でのシェア Samsung躍進
 → Samsung Techwin社,ついにデジカメのシェアで3位 - 産業動向 - Tech-On!


■ 画素至上主義時代の終焉か。
 → キヤノン、ノイズを1/4に抑えた「PowerShot G11」

先代G10は1400万画素ありましたが、今回のG11はCCDサイズ維持のまま画素数減。1画素あたりの光量を増やして増感ノイズを減らすという極々真っ当な退化(?)をしてます。個人的には嬉しい退化。でも暗い場所であまり撮る機会の無い人にとっては良くないのか?

室内撮りが過半で、かつあまり引き延ばしもしない私にとっては画素減はありがたい。最近はキヤノン以外も画素数は頭打ちか若干減らす傾向が強まってますが、今回のキヤノンは画素数を減らすメリット明確に訴求してきたのが興味深いところです。