最近の薄型テレビ シャープ UV2A液晶、Cell TVは年内
激戦の薄型テレビ業界。パネルを生産していない東芝が低価格攻勢で御三家（シャープ、ソニー、パナソニック）の2つを追い落とし、国内シェア2位躍進。
→ 東芝 低価格戦略が奏功 薄型ＴＶシェア２位に躍進
そして今日、東芝の新モデル発表会があったが、Cell TVはおあずけ。
PS3にも搭載している高性能CPUである「Cell」を搭載したREGZAについては、「“Cell REGZAの導入を見合わせます”ということはなくて、第4四半期の10～12月に間違いなく市場導入する。東芝の持っている映像、ストレージ、ネットワーク技術を全部終結した、本当の意味での東芝のフラッグシップモデル。必ず年内に導入する」と明言した。“かなり高い”
→ 東芝、LED搭載機や録画/超解像拡充など「REGZA」一新 -AV Watch
世界市場ではシェア1位 Samsungの「LEDテレビ」がバカ売れ。
→ 韓サムスン電子のＬＥＤテレビ販売台数、年内に200万台と予想 - IBTimes
国内メーカーがLEDバックライト品を直下型方式による画質重視、フラッグシップとしたのに対し、Samsungはエッジライト方式による省エネスタンダードモデルとして売り出したことで大ヒット。画質より価格の時勢も追い風に。
7月時点で、大型LCDパネルの生産台数は1位 Samusung、2位 LG、3位 AUO。
→ 【Displaybank】2009年7月の大型LCDパネルの出荷枚数,再び過去最高を記録
国内の雄 シャープは台湾AUOやSamsungと訴訟合戦中。
最終的には一時的なクロスライセンスで終結し、大勢には影響無いとの声あり。
→ シャープとSamsungの液晶パネル特許係争，ITCでは一勝一敗 - Tech-On！
そんな中、シャープ「UV2A」パネルの発表。2010年中には堺、亀山第2工場で作られるパネルはほとんどがUV2Aになるとし、まさに社運を賭けた製品。
→ シャープ、コントラスト1.6倍の新液晶パネル技術「UV2A」 -AV Watch
→ 「液晶技術者30年の夢」「次元の異なる」新技術で高画質パネル量産へ - ITmedia
→ シャープの中国市場における液晶テレビ戦略を読み解く -AV Watch
→ 高コントラスト・高開口率・高速応答を実現した新液晶パネル「UV2A」 - 日経トレ
旧式となる製造設備は中国企業へノウハウ付きで売却。また将来的にはさらなる提携もありうるとし、ハイエンドをUV2Aで攻め、スタンダード、低価格品は中国で生産という分業体制を目指す模様。
→ 大河原氏：シャープの中国市場における液晶テレビ戦略を読み解く -AV Watch