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Light PeakはUSB4.0? 規格策定にAppleの影

Intelが協力企業の意向を受けて渋々引き下がったような話のある「Light Peak」。光ファイバーを使った接続規格で、当初Intelが「USB3.0」として規格策定に動いていたものです。結局、USB3.0にはケーブルなどのコストが高く付くという理由から旧来の銅線が選ばれたのですが...

ところが先のIDFではラウンチ間近のUSB3.0よりも「Light Peak」を基調講演で積極的にアピールしたことから、Intelが「Light Peak」を諦めておらずいずれ新規格として打ち出すのではと噂されています(USB3.0は機器の展示だけ)。USB規格策定団体であるUSB-IFも興味を持って見ているとのこと。
 → 光インターフェイス「Light Peak」の位置づけ
 → Light PeakとUSB 3.0は共存か競争か

で、この「Light Peak」を持ちかけたのがAppleではないかという話が話題になっています。Appleが将来のiPod/iPhoneやTablet用の高速コネクタとして構想を描いていたというのです。
 → Exclusive: Apple dictated Light Peak creation to Intel, could begin migration from other standards as early as 2010
 → インテルの光ファイバ技術「Light Peak」--USBとの組み合わせで主流になるか:スペシャルレポート - CNET Japan
 → インテルの新技術「Light Peak」はアップルの構想ではない

「Light Peak」はUSB3.0の速度の20倍 100Gbpsをも見据えた規格となっており、この速度は銅線を使うUSB3.0では実現は難しいとして今後もIntelが色々動きそうです。IEEE1394のようなちょっと浮いた存在にならないで欲しいところですが...