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エネループ身売りされる ブランド自体はキープ
パナソニックと合併する三洋電機がエネループ事業をFDKに売却。主な理由としては米国、中国当局からの合併承認を得るためという話です。設備だけでなく、従業員も移管。三洋電機は2009年10月28日,民生機器向けNi水素2次電池の製造事業を約64億円でFDKに売却すると発表した。
(中略)また同社は,民生機器向けNi水素2次電池のブランド「エネループ」も引き続き使用する。エネループ向け電池は今後,FDKから購入する格好となる。
→ 三洋電機,Ni水素2次電池の製造子会社をFDKに売却 - グリーン・カー - Tech-On!
三洋電機:電池事業の一部売却 米中競争法審査を考慮
三洋電機は28日、同社の主力事業であるニッケル水素電池とリチウム電池事業の一部を国内メーカーに売却する方針を固めた。パナソニックによる子会社化の前提となる各国競争法当局の事前審査は米中両国で続いており、両社の両電池事業のシェア(市場占有率)が高いことが米国などの審査長期化の一因となっている。
→ 三洋電機:電池事業の一部売却 米中競争法審査を考慮 - 毎日jp(毎日新聞)
海外のシェアは知りませんが、国内の一般向け充電池シェアは1位がエネループで、2位がパナソニックのエボルタ。あわせるとおおよそ9割前後のシェアを取るはずで、分離して貰った方がマーケットとしては健全ではあります。ただ「エネループ」の商標自体は手放さないようで、譲渡されたFDK側はOEM供給に留まらず新たな電池ブランドを立ち上げるのでしょうか。
リニューアルしたばかりのエネループ
→ 三洋、繰り返しサイクル数が1.5倍になった新型eneloopを発表 - 家電Watch
11/4 追記
日経だったか、日経産業新聞だったか、FDK自身のブランドも検討中とのことです。