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ASUSが東芝買収を考えているという話

どぶろく店長さんの書き込みよりネタを拝借。

自作ユーザーであれば知らない人はいないと思う台湾のASUSですが、そのASUSが東芝のノートパソコン部門買収を考えているという話。売って欲しくはないですが、東芝側にしてもあり得る話だろうとは思います。まだASUSが秋波を東芝にサラッと送っている程度だと思いますが。
 → ASUS会長、東芝のノート部門買収を検討中と認める

東芝決算
東芝第2四半期決算資料より
先日発表された東芝の第2四半期決算発表を見ても、東芝の稼ぎ頭はパソコンではなく、原子力に代表される社会インフラ事業です。これが不況下にあっても猛烈に利益を出しており(売上高は減少)、東芝全体をも黒字に持ち込む無双っぷりです。

反対に最も赤字を出しているのは半導体事業なのですが、こちらも家電向け半導体は回復していないもののiPhoneなどで需要拡大中のNANDフラッシュはかなり回復。世界シェアもあるので今後利益が拡大する可能性が高い。

パソコン事業はというと、価格下落による落ち込みで第2四半期だけでいえば6億円の赤字。販売数は増えているのに儲からない事業と化しています。この先も激烈な価格競争は当面収まりそうにないと考えれば、パソコンとの関わりを利益を確保しやすいHDDやフラッシュメモリといったパーツレベルに留める方向に動いたとしても不思議ではありません。

さらに東芝は金が要ります。もともと西田社長時代の果敢な大投資により借金体質ですが、アレバの送配電事業買収に名乗りを上げるなど、今後も社会インフラ事業への投資資金がもっと欲しい。将来利益が出るかどうか微妙なパソコン事業を売って、そのお金を成長分野にあてるというのはあり得る話だろうとは思います。