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パナソニックのリチウムイオン電池 ロードマップ
パナソニックエナジー住之江工場の取材記事。→ [ASCII.jp] パナソニックリチウムイオン工場~展望と課題
パナソニックは立て続けに新リチウムイオン電池の発表を行っており、ノートパソコンでよく使われる18650サイズの容量がグッと増える予定。
2.2Ah | 第1世代 コバルト系 | |
2006年12月18日量産 | 2.9Ah 「NCR18650」 | 第2世代 ニッケル系 |
2009年12月18日量産 | 3.1Ah 「NCR18650A」 | |
2011年度量産予定 | 3.4Ah | |
2012年度量産予定 | 4.0Ah | 第3世代 高密度化ニッケル系 |
第3世代では負極もこれまでのカーボンからシリコン系へと変わっています。
→ パナソニック、4Ahの大容量リチウムイオン充電池を開発
→ 高容量リチウムイオン電池を開発
これまでジリジリとしか増えなかったバッテリー容量が急に増えるのも不思議ですが、電気自動車の盛り上がりもありリチウムイオン電池の開発競争は激化の一途。その成果なんでしょうか。ちなみに『ノートPCの半数以上に採用されている2.2Ahのリチウムイオン電池』とのこと。
→ パナソニック エナジー社、野口直人社長インタビュー
昨年量産開始されたソニーのこれも同じ筒型 18650ですが、こちらはリン酸鉄リチウムを正極とし高価なコバルトを使っていないのが特徴です。ノートパソコンを想定してはいないですが。
→ Sony Japan | オリビン型リン酸鉄リチウムを正極材料として用いた高出力型/長寿命リチウムイオン二次電池の量産出荷 開始
→ 第二世代リチウムイオン電池の供給開始 News Release 2006年4月25日
→ 第3世代高容量リチウムイオン電池を開発 News Release 2007年1月9日