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アップルの通販中止 何様!?というより興味の方が先に

傲慢だという声があがっているアップルの通販中止。私的には「何様!?」というより「そこまで強気に出られるのか」という興味の方が強い。言うまでもなく、これが成り立つのは販路を絞っても売る自信がある場合限定です。

アップルに非難の声があがっているものの、以前から似たような事をしているデルは批難されてません。デルも量販店に通販はさせておらず、店頭でのリアルショップに留めています。手法としてはアップルに近いですがデルの販売手法が傲慢だとはあまり聞きません。わき上がる反発は最近のアップルゆえでしょう。

販路を巡る駆け引きはアップル製品に限った話ではなく、PC以外だと多くのブランド品は販路を限定することで値崩れ防止とブランド力維持を図っています(並行輸入除く)。逆に、販売店側がやたら強い結果、メーカー側が譲歩を迫られるケースもあります。寡占が強まりすぎるとMicrosoftやIntel、最近の資源メジャーのように公取委が出てきますが、現状のアップルは寡占というほどではないですし。

販路を限定するならどんどん限定すればいいと思います。閉鎖的になればなるほど、ライバル企業にとってはつけいるスペースが生まれることにもなります。

しかし...

ライバル筆頭のAndroidは「色気」不足です。色気がない代わりに各社独自のUIで着飾っているわけですが、メーカー独自UIというのは継続性に乏しいというか、UIとOSの進化は切っても切れない関係ですので、元来OS屋のアップルに勝つのは相当に大変です。資金力のあるGoogleのリーダーシップに期待です。

同じOS屋のMicrosoftはいまだ助走期間中で、こちらはいつになったら飛び立てるでしょうか。


追記
 → [ITMedia] 「Appleの意向で」ヨドバシ通販、Apple製品の扱い中止 Amazon、ジョーシンは継続