04
06

乱立する電子書籍 そして無料でなければ嫌!という声の多さ

次々に出てきました電子書籍グループ。
最近目に付いたグループを挙げていくと

まず大手出版社が名を連ねる日本電子書籍出版社協会
 → 電子書籍1万点をiPhone向けに販売 電書協、iPad向けにも今秋公開

ソニー、KDDI、朝日新聞という異業種グループ
 → ソニー、KDDIなどが電子書籍配信新会社。年内スタート

そしてアマゾン。年内示唆と書いてますが、他の報道が出てないので「?」
 → 早ければ年内にも日本向けの電子書籍販売の本格展開を始める可能性を示唆した


ついでに、Amazonは新型Kindleがそろそろっぽいです。
 → アマゾン、薄型の「Kindle」を8月に発表か

電子化の道が生半可な物ではないことを示すニコ動アンケート。
 → [Business Media 誠] 電子書籍を利用しない理由

アンケート全回答はニコ動で見られます。
30代、40代では若干電子書籍を利用したくない派が若干多いものの、利用したい派もほぼ同じ割合。それよりも圧倒的に多いのがどちらともいえない派。iTunesのような定番サービスが無いので扱いやすさや価格が想定できないので、「利用したいか?」と言われても困るところです。

それより驚いたのは10代の圧倒的なケータイ率と「無料でないと利用したくない」の多さ。商売を軌道に乗せるのは相当に苦労しそうです。10代~20代向けだと現状のケータイコミック的なアプローチが最も良いのかもしれません。iTunesとの価格差にも関わらず、着メロ市場が存在し続けてますし。クレジットカードが使えるかどうかというのも大きいのでしょうか。


メルマガも古くからある電子書籍といえます。
堀江貴文氏のように大きな売り上げを達成する人も。

(堀江氏は)2月に有料メールマガジンを始めた。月額840円、「ブログでは言えない」本音を書いて4回程度発行する。読者の質問にはすべてきちんと答える。現在は1人でやっているが、こうしたノウハウを広げて新しいメディアを作りたいという。「すでに数千人の読者がいて、今年中に1万人はいくはず。そうなれば売り上げだけで年収ざっと1億円になる」
 → asahi.com(朝日新聞社):〈メディア激変24〉この人が使う 2010年4月30日


堀江氏のようなケースは特殊ですのでこれが一般化するとは思いませんが、情報がリターンに直結する経済系の有料メルマガなどは今後も広がっていくのかもしれません。