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IntelはAtomをAndroidへ、MSはARM対応のWindows CE

IntelはAtomでのAndroid動作をアピール。もともとIntelはソフトウェアの開発が苦手というか極力ハード屋に特化していたい企業ですので、Androidが動くなら自前で開発している「MeeGo」で頑張る必要もないといった感じです。

Atom Z6xxシリーズでは、スマートフォンサイズの製品でAndroidのデモが最初に行われた。従来、Intelが開発に関わる「MeeGo」がメインで、Androidは「利用可能」という雰囲気だったのだが、少し風向きが変わったようだ。
 → [COMPUTEX 2010]Intel、COMPUTEXの基調講演で次世代Atomなどを披露 - ニュース:ITpro


「Google TV」は、Atomプロセッサベースのハードウェアに、Androidを搭載したものになるという。つまり、AtomプロセッサがAndroidのハードウェアプラットフォームとして公式に加えられたことになる。
 → 【風穴 江のカッティングエッジ】MeeGoがAndroidと競合しない理由


でも苦戦中。

チャンドラシーカ上級副社長は「現時点では新たに発表できるようなことはない」と、新しいOEMメーカーについて語ることができなかった。展示会場で具体的なOEMメーカーからのサンプルなども全く展示できていなかったことを考えれば、苦戦していることは明らかだ。
 → 【笠原一輝のユビキタス情報局】 Atomブランドに注力するIntelの狙い


一方、MicrosoftはWindows CEの最新版「Windows Embedded Compact 7」を公開。動作するアーキテクチャはARMv7、x86、MIPS。ルネサスのSHシリーズは非サポートに。リリースは2010年末。同時期にカーナビなどで使われる「Windows Automotive」版も提供。※追記 AutomotiveはSH対応。
 → マイクロソフト、次世代CE「Windows Embedded Compact 7」を説明
 → Windows Embedded Compact 7のCTPを公開

AppleはiPhone OSがiPad担当となりましたが、Microsoftは未だWindows Phone 7が未完成。当面はノーマルWin7か、Windows CEがTablet(Slate)PC担当となります。既に10型の「Eee Pad EP101TC」で採用されています。