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IntelのMcAfee買収、それぞれの幹部からコメントが出る

なぜIntelが、と思わずにはいられなかったIntelのMcAfee買収ですが、両社の幹部からコメントが出ています。

(McAfeeとの協業で)Intelのプラットフォームは格段に良くなる可能性があり、消費者の満足度も高まる可能性があります。しかし、どうすればこのチャンスの成果をIntelの株主に還元できるでしょうか。そのように考えた結果、買収を検討するに至りました。
 → [ITMedia] Intelによる買収でもビジネスは変化なし、McAfee幹部がコメント


マカフィー幹部のコメントがより具体的です。市場規模が小さく個別対応になる組み込み用途向けにセキュリティを確保するというのも考えられますが、TSMCのIPとAtomを組み合わせる構想もいまのところ中断しており、McAfeeをどう活かすのか謎です。
 → Intel社とTSMC社、「Atom」での提携を一時休止 | EDN Japan

話がそれますが、興味深かったのが元麻布氏のコラム。

セキュリティソフト会社はお金を払ってでもPCにプリインストールしてもらうわけだ。セキュリティソフトでシェアが上位にある会社の大半は、こうしたバンドルビジネスを展開している。McAfeeもその例外ではない。逆に、バンドルビジネスを展開していないところは、広告モデル(何らかの個人情報との引き替え)による無償版を展開していたりする。
 → 【元麻布春男の週刊PCホットライン】 IntelのMcAfee買収意図を探る


やっぱりセキュリティソフトメーカー → PCメーカーというお金の流れになるようです。

「プリインストールソフトを削っても大して安くなりませんよ」

というセリフはよく聞きますが、安くなるどころか、プリインストールを無くすと高くなることになります。100円、200円のコストでしのぎを削っているPCメーカーとしては「プリインストールなし」は受け入れられないことになります。

たいていの場合「契約しない」という選択肢は用意されておらず、契約するまでプリンストールされたセキュリティソフトがポップアップし続けることになるので、アンインストールするしかないですね。

 → 蹴茶: プリインストールアンケート:8割近い人が「セキュリティツールさえ入れてくれるな」という結果に
 → 蹴茶: 要らないプリインストールソフトは「crapware」というらしい 2007.5.30