カーナビ業界、PNDの次はスマートフォンの荒波にさらされる？

国内のカーナビ業界は後付け、低価格なポータブルナビ（PND）とどう向き合うのかが各社の重要な判断になっています。海外では元もとPNDが圧倒的なシェアを持っていますが、日本でも3，4年前からPNDがじわじわ売れ出し、現在は25％ほどのシェアを持っています。
　→　国内ナビ市場の推移と今後の予測 -AV Watch

PNDの単価は高くて7，8万円、ボリュームゾーンはさらに低価格なので、ソニーのようにPNDしか扱っていないメーカーはともかく、その他のメーカーにとっては扱いの難しい商品だろうなとは思います。
　→　価格帯別の製品の割合 -AV Watch

さらにスマートフォンの一大ブームで、スマートフォンがPNDに次ぐ新たなナビ勢力になる可能性も出てきています。PND市場でいまいち存在感を示せていないパイオニアなどは、ドコモと提携し積極的に取り組む姿勢を見せています。
　→　Androidスマートフォンを通信カーナビに

スマートフォンをナビに使うには画面の小ささが問題ですが、GALAXY TABのようなタブレットも同じAndroidですので、パイオニアのナビソフトが載るかもしれません。

スマートフォンのナビは＋数百円で使える格安料金が最大の武器ですが、経路設定の質はお世辞にも賢いとは言えません。しかし、パイオニアがスマートループをはじめとする最新ナビシステムを投入することで‘賢い’スマホナビが早々に出てくるかもしれません。

スマホナビは来年3月を目処に投入とのこと。
今月の発表会の目玉にはならないかな？
　→　[ITMedia] ドコモ、11月8日に新商品・新サービス発表会をライブ配信


デルの5型タブレット「Streak」（PC Watch）などはデル自身が車載デバイスのセットモデルを用意しています。



BMWなどはiPadの車載を提案したりしてますが、こちらは運手席以外への導入。iPadをナビに使うのはさすがにデカ過ぎる気がしますが、スマートフォン（タブレット）＋クルマは今後注目の分野ですね。
　→　新型BMW、Appleインターフェースを採用。iPadとiPod Outも