02
03

昨年の新築戸建て 73%で光熱費ゼロ、そして発電分を全て売却案

セキスイハイム限定の調査ですが、2010年の1年間にセキスイハイムに入居した73%の世帯で光熱費がゼロに。2009年が20%だったので劇的な変化です。気密化など理由は複数ですが、大きな理由は太陽光発電システムの大容量化。
 → 新建ハウジングウェブ - 住宅ニュース

なにせ48円/kwhで売れます。

買うときは料金プランにもよりますが、日中はだいたい20円~30円/kwhです。

電力会社から買うときの約2倍の価格で売れるわけですから、威力は絶大です。
となれば、発電分は全部売ってしまえ!という発想が当然出てきます。
 → SMA×Eco HOUSE(スマ・エコハウス)|注文住宅|ダイワハウス

全部売電する「おサイフモード」
スマ・エコハウス

売電している間の電気はどうするのか?といえば、大学発のベンチャー企業であるエリーパワーのリチウムイオン電池を住宅に設置し、充電しておいた夜間電力を使います。

スマ・エコハウス 充電池 ちなみに夜間電力はおおよそ8円~9円/kwh

個人宅に二次電池を設置して電気消費を平準化するのが社会的に効率的なのかどうか謎ですが、ともかくも現行制度ではこういった手法が生まれてくることになります。

現行の売電価格のまま、こういった住宅が当たり前になれば非常に拙いですので、2011年からは売電価格が42円/kWh(売電開始した人はその後10年間固定)に引き下げられます。2010年中に売電を開始した人に今回の引き下げは関係なく、48円のまま10年間維持されます。
 → 2011年度の余剰電力の買取価格は6円安の42円/kWhに | 太陽生活ドットコム

上記の充電池はクルマ1台分ぐらいの価格がしますので、この役割を電気自動車のバッテリーにやらせようという案もよく提言されているアイデアです。

関連記事
 → 「大和ハウス CO2、65%削減のエコ住宅 リチウムイオン電池装備」:イザ!
 → 家庭向け太陽光発電システムって実際どう?-“ソーラーマニア”藤本健が体験した5年間【第3回】