2007年の地震で原発の欠点を指摘されていた

うーむ、これはまた衝撃的なコラム（2007年8月1日掲載）。
　→　柏崎原発、褒めるべき点・反省すべき点 / SAFETY JAPAN [大前 研一氏] / 日経BP社

この2007年の地震の時点で
　・ ディーゼルジェネレーターは信頼性に乏しい
　・ 外部電源が切れた際のバックアップがない
の2点がストレートに指摘されています。

調べてみると2006年に同様の質問を京大工学部原子核工学科卒の共産党議員が行っています。

いまは最前線で原子炉と戦う作業員の方々のサポートを全力で行うべきですが、
その後はこの安全性評価システムが問題になってくると思います。

現存する原子炉（運転中）は全部で54基。


まだ稼働中の古い炉はどうするのか。
新規建設は完全ストップするのか。

話は原子炉の安全性に留まらず、社会のあり方に関わってきます。
新規が完全ストップとなれば、中央リニアや電気自動車といった将来の資源高直撃を避ける電化政策も雲行きが怪しくなります。電力消費の多い産業は移転が進み、雇用問題にも繋がります。
縮小均衡といっても、今の日本が縮小均衡すればどこかで債務問題が破綻しそうです。進むも引くも難しい．．．

　→　中国の原油対外依存度、過去最高の53.7％に_中国網_日本語
　→　TEPCO : 福島第一原子力発電所 | 発電所の概要